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投稿日:2024年12月7日
午前中しか営業しない貴重な泥湯温泉… (鉱泥温泉(「天然坊主地獄」内))
きくりんさん [入浴日: 2023年4月21日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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午前中しか営業しない貴重な泥湯温泉
大分県の天然記念物に指定されている「坊主地獄」の一角にひっそりと佇む、昭和33年(1958年)に開業した日帰り温泉施設。平日の午前中、利用してみました。
こちらの施設は、清掃や管理に時間を要し、衛生管理を徹底するために午前中のみの営業。また、効能が優れているため、小学生未満の入浴はできません。
坊主地獄の駐車場の左側に、鉱泥温泉へと通じる小径があり、坂を上っていくと施設があります。入浴料900円は、入口を入って左側の受付で。すぐ男女別の浴室があり、男湯は右側です。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴場に入ると、特に洗い場などはなく、左側に25人サイズの石造り大露天風呂があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 坊主地獄)が、源泉かけ流しにされています。泉温43.9℃を、おそらく加水・加温せず44℃弱位で供給。PH4.4ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。奥の方が立ち湯のように深くなっています。一角に、1人サイズの石造り扇形浴槽がついていて、湯温は41℃位。こちらは、泥湯の上がり湯でしょうか。
続いて、奥の泥湯へ。6人サイズの木造り浴槽があり、湯温は43℃位。カフェオレ色で、肌がツルツルする浴感です。なお、鉱泥を顔や髪に塗り付けることはできず浸かるだけで、1回の入浴は5分程度、これを2、3回繰り返すのが良いのだとか。奥の小屋みたいな所は、腰掛けがあるだけの休憩スペース。ここで、泥を乾かすのでしょうね。
池からボコボコと温泉が湧き上がるダイナミックな景色を眺めつつ、営業終了間際の頃には貸切状態でまったりできました。
なお、温泉の分析書が見当たりませんでしたが、他の方のブログに平成22年の分析書があったので参考にさせていただきました。
また、浴場内は撮影禁止なので、誰もいなくなってから脱衣場から撮影させていただきました。92人が参考にしています