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投稿日:2024年11月30日
2つの大浴場と5つの貸切風呂で温泉三昧… (湯屋えびす 御宿ゑびす)
きくりんさん [入浴日: 2023年4月20日 / 1泊]
55.0点
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2つの大浴場と5つの貸切風呂で温泉三昧
別府の高台に位置する明礬温泉の中心地に佇む、日帰り温泉施設「湯屋えびす」を併設する明治7年(1874年)創業の老舗旅館。また、「湯屋えびす」は別府八湯温泉道の対象施設でもあります。平日に、一泊素泊りで利用してみました。
この日は、別館の8畳和洋室「蛍の雨やどり」に宿泊。布団が既に敷かれています。窓から、別府明礬橋と遠く別府湾を望む景色です。
早速作務衣に着替えて、「湯屋えびす」 1階の大浴場へ。偶数日は1階が男湯で、2階が女湯です。部屋に黄色(1階)と青(2階)のロッカーキーが置かれています。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側にかけ湯槽と歩行浴槽、右側に9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、炭系とダージリンティー系です。
窓際に10人サイズの石風呂があり、白濁した単純硫黄温泉(源泉名: えびす屋旅館No.2)が、源泉かけ流しにされています。泉温95.0℃を加水・加温せず、42℃位で供給。PH6.5で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口は浴槽内で、はっきりと硫黄臭がします。
続いて、露天風呂ゾーンへ。左側に、屋根付6人サイズの八角形木造り浴槽があり、こちらは無色透明の単純温泉(源泉名: 不明)が満ちています。湯温は40℃位で、やや肌がスベスベする浴感。ジャグジーも出ています。
奥に進むと、12人サイズと真ん中に3人サイズの岩風呂があり、こちらは白濁の硫黄泉。大きな方は41℃位で、小さな方は40℃位です。また、壁際に3つの壷湯があり、左から40℃位、真ん中は42℃位、右手は水風呂。こちらは、無色透明の単純泉です。また、奥に建屋に蒸し風呂もあります。別府明礬橋と遠く別府湾を望む素晴らしい景色。早めに着いたので、ほとんど貸切状態でまったりできました。
素泊まりなので、夕食はとり天発祥の店「東洋軒」でテイクアウトした、ゆずとり天とエビチリ弁当。揚げたてを持って帰ったので、とても美味しかったです。
一休みしたら、別館の奥にある5つの貸切露天風呂へ。小川に架かる橋を渡って行きます。20時まではフロントに連絡して行きますが、それ以降は空いていれば入浴中の札をひっくり返して無料で一晩中入れます。
「福」「楽」「花」「風」「里」と名付けられ、どれもほぼ同じ造りです。棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室には、1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
どこも3〜4人サイズの岩風呂で、白濁した硫黄泉が源泉かけ流しにされています。湯温は40℃〜42℃位。塩ビ管の湯口から注がれ、口に含むと硫黄臭がして、微酸味と微渋味がします。柵越しに裏山を眺める景色。夜と朝、無料なので全ての貸切風呂を満喫しちゃいました。
翌朝は、男女入替りになった「湯屋えびす」 2階の大浴場へ。脱衣場は1階と同じ造り。浴室に入ると、すぐと右手に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
左側に、5人サイズのタイル張り座湯。こちらは、単純泉のゲルマニウム浴槽で湯温は40℃位。窓から、別府明礬橋を眺める景色です。
少し奥には、10人サイズの石造り内湯があり、白濁した硫黄泉が源泉かけ流し。真ん中で竹箒を逆さに立てたような仕切がありますが、左右とも42℃位です。
その横には、3人サイズの扇型浴槽。こちらは、水風呂です。その横には、10人サイズの岩風呂があり、無色透明の単純泉。湯温は40℃位で、ジャグジーが出ています。
さらに、奥の露天風呂へ。10人サイズの岩風呂ですが、こちらは白濁の硫黄泉です。実際は真ん中が寝湯のように浅くなっていて、3人サイズが2つ繋がった感じでしょうか。湯温は42℃位。半露天で景色は望めませんが、巣作りで飛び交うツバメを眺めつつ、ほとんど貸切状態でまったりできました。
日帰りでも十分楽しめますが、泊まって色々な浴槽に入りまくる(湯あたり注意)のも温泉好きの方にはアリかと思います。
〈源泉名: えびす屋旅館No.2〉
主な成分: ナトリウムイオン3.6mg、アンモニウムイオン0.2mg、カルシウムイオン0.3mg、アルミニウムイオン0.2mg、リン酸ニ水素イオン0.1mg、炭酸水素イオン14.6mg、硫化水素イオン0.9mg、メタケイ酸6.5mg、遊離炭酸15.4mg、遊離硫化水素3.3mg、成分総計0.046g
※なお、平成11年の古い分析書だったので参考までに。
また、単純泉の分析書はありませんでした。16人が参考にしています
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