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「ほんとにここか?」と驚くほどの急勾配の狭い坂を登り、施設に着くと、駐車場は奥の札書が・・。「ここ?」と建物と見晴らしの非常に良い崖の間の凸凹道を進むと「ロープの中に停めて下さい」と心細くなるような注意書きが・・・・。こういうの大好きなんですわ。
靴を脱いで、仕出し屋の二階の廊下で説明を受け、扉を開けるとまた急坂が!
グリップ力の期待できないスリッパを履いて(ちなみに、皆さん整理整頓して脱いでいました)凸凹道を登ると視界が開け、別府の町並みと別府湾が一望でき、ひと感動。同時に噂の金鉱の蒸し湯の盛大な蒸気の奥に青湯の露天2箇所と滝、簡素な脱衣所が現れ、また感動です。
源泉温度101℃超の湯ですが、露天は大きく、気温も低めであったためか、噂にきくような熱さはなく、むしろぬるい湯温でした。
白濁しかかった青湯は神和苑と同じ匂いであるように感じました。味は塩味。上段の露天の滝に近い所は浅くなっており、寝そべるのにちょうど良い深さと広さでした。湯上りはしっとりとし、ぽかぽか感が持続しました。
蒸し湯は坑道(?)に小屋を連結させた作りで、ぽっかりと口をあけた漆黒の闇の奥から音も無く、それでいて大量の噴気がでており、鍾乳洞のような所が怖いビビリ屋の僕は2メートルの距離を置いて楽しみました。穴には当然、立ち入りを拒む柵がはられているのですが、隙間が微妙に出入り可能な幅なのがにくいね。
滝があったので、修行もしてみましたが10秒程でギブアップ。己の馬鹿さを追い出すことはできていないようです。
料金は1260円になっていました。
もともとは仕出し屋さんの個人所有の風呂を開放したとのこと、あの定食とこの湯でこの値段。文句なし。
ちなみに、湯に落ち葉や虫が浮いていましたが、自然の中に加工されていない本物の温泉があるという、ありがたい状況です。目くじら立てるより、そこに感謝し、入浴できるラッキーを喜ぶほうが、楽しいし、幸せだと思います。
次は景観の湯に入りに行くぞ! (2月11日入湯)1人が参考にしています