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投稿日:2011年4月18日
北部九州で砂蒸しが楽しめる貴重なスポット (別府海浜砂湯(閉館しました))
ごんごんさん [入浴日: 2011年4月9日 / 2時間以内]
55.0点
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44.0点
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44.0点
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33.0点
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0 - 点
結構時間&体の負担がかかってしまうので、ついつい後回しになっていたいたのですが、九州温泉道の対象施設になったのを機にお伺いしました。
お伺いした時、受付は無人。3回ほど呼び出しブザーを鳴らすと女性職員さんが現れました。
入浴を申し出ると20分ほどのウェイティングがあるということでしたが、その職員さんの勘違いだったようで、幸い5分ほど後に案内されました。
ガイドブックの写真では、日よけに色とりどりのパラソルが使われていますが、訪問時は砂蒸し場全体に可動式の屋根がかかっていました。眩しさも日焼けの可能性もシャットアウトされていてよかったです。
指宿の砂蒸しでは、持参のタオルで頬被りして寝転びますが、こちらでは用意された木の枕に直接頭を載せて横たわります。そして枕元には持参のタオルとデジカメをスタンバイ。すると砂掛けさんが身体の上にドサッドサッっと砂を掛けてくださいます。
砂はしっかりと熱めで気持ちよかったのですが、スネ部分にヒリヒリ感があったので、砂掛けさんに「ちょっとスネの辺りが熱いです」と伝えると、一旦スネ部分の砂を崩して、温度調整してから改めて掛け直してくださいました。
足のほうから段々上半身へ、最終的にちょっと息苦しくなるぐらいどっさり砂を掛けていただきました。人それぞれ好みはあると思いますが、ごんごんはずっしりと感じるぐらいが「砂蒸しに来た~♪」という醍醐味を感じられるので好きです。温度も調整していただいたお陰で気持ちの良いことこの上なし。
顔に当たる心地良い潮風や、ドクッドクッと力強く脈打つ血液の流れる音など、砂蒸しならではの感覚を全身で味わいながら、うつらうつらと気持ちの良い時間を過ごしました。
この日は既に8湯していましたので、ほどなくして額からパーッと汗が。すると、砂掛けさんが枕元に置いていたタオルを冷たい水で浸して顔を拭いてくださいます。これがまた気持ちがいい!(>▽<)
それから顔についた砂を丁寧に払い落としてくださり、持参のデジカメで記念撮影していただきました。
後からチェックすると、なんと6枚も写してくださっていて、しかもどれも周囲の風景(砂掛けさんの姿とか、木の枕を立てかけているところとか)が上手に入っていて、砂湯で感じた潮風や砂掛けさんとの会話の記憶が蘇るような素敵なお写真に仕上がっていました。
砂掛けさんの写真の感性、おそるべしです。
20分ほどかけて砂蒸し満喫した後は、シャワー室で念入りに砂を落としてからお隣りの内湯へ。
指宿の砂楽併設の温泉は、大きくて消毒剤のにおいがするお湯で、シャワー・カラン付きの立派な洗い場もありましたが、別府では驚くほどシンプルでこぢんまりとした(5人サイズぐらい)内湯の湯船が1つに、お湯と水のカランが5ヶ所程度あるだけでした。
内湯のお湯は掛け流しですが、癖がなく、ちょっとくたびれた印象。けど、髪や身体を洗いつつ、繰り返し浸かると、肌がモチモチになりました。
近くにある競輪温泉と似たお湯なのかもしれません。
人気の施設なのでウェイティングがあることもありますし、ウェイティング客を効率的にさばくノウハウや管理装置が整備されていないように見受けられましたので、出来れば事前に混雑ぶりを電話等で確認して、時間に余裕を持って訪問することをお勧めします。あと、女性はスッピンで来たほうが楽しめると思います。
別府八湯温泉道No.65。スタンプは海岸の風景です。10人が参考にしています
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