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温泉道一考
竹瓦は別府を代表する一湯ですが、観光客も多数訪れます。別府八湯温泉道の認定施設でもあり、九州温泉道では88湯目の指定上がり湯ともなっている特別な存在です。私も先日、久方ぶりの再訪ですが、九州温泉道の上がり湯として利用しました。
お湯に関しては観光客の多い昼間よりも、朝一の方がいいでしょう。
九州温泉道や別府八湯温泉道を極められた方なら判ると思うが、修行する湯人への戒めとして、おごるな、ねたむな、見栄張るな…など10か条ぐらいの教えがあります。
竹瓦は観光施設の様なもので、比較的敷居は高くないので気軽に入ることが出来ますけど。別府八湯を極めようとすれば、地元の人しか来ない様な共同湯にも多数足を踏み入れることとなる。自然とお湯や人に対する姿勢も備わってきます。挨拶一つから話の端緒が開け、地元の方から情報を得る機会も多々ある。しかし一方ではマナーも心得ず、迷い込んだような観光客みたいな人も見掛けました。そんな人は地元の方とは馴染まず、何だかお互い気まずい空気が漂ってましたね。まあそれを知ってこそが別府温泉の真髄なのだろう。入った数自慢のゲームではない。所詮見栄を張ってみたりする様な者は得てしてそれを知らなのではないか。
観光スポットとしても有名なので、通り掛かって記念撮影する様な中国人観光客なども多数見掛けますね。そんな通りすがりの画像投稿など、どれほど参考になるものだろうか?…不思議なことがありますね。それなら、実湯による感想投稿はその何倍にも参考になるのでしょう。
なお温泉道では入湯せずにお印を頂こうなどという、不心得な行為は禁じられています。破れば破門や地獄行きの刑なんだとか。16人が参考にしています