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小奇麗な浴室ではなく、どちらかというと一般の方にはお勧めしかねる施設である。
しかし、本物の有馬の湯がここでのみ体験できます。
他の有馬の湯と比較すると濃度の差は歴然です。
加水・循環・塩素消毒なしと三拍子そろうのは有馬ではここだけのようです。
ただ新湯投入率のみ低い。湧出量28リットル/分ではやむをえないであろうが。
泉質は有馬の金泉でおなじみの含鉄・ナトリウム-塩化物強塩泉(成分総計62.1g/kg、pH5.89、98.2℃)です。
鉄分の含有量は5~6mgもあれば茶褐色濁り湯となるがここ「上大坊」の天神泉源は鉄分を121mgも含み、桁違いの含有量です。
鉄分濃度があまりにも高いため黒味を帯びた茶褐色濁り湯(3cm)で、強塩味・金気臭と非常に強い個性を発揮している湯である。
湯口ではかすかな源泉の香も楽しむ事ができます。
源泉は無色透明かと思ったら、なんと真っ黒でした。
これは鉄分の含有量が桁外れに高いためか?
鉄分濃度の圧倒的に高い湯には強い還元作用があり、老化の抑制効果があるそうです。
ラドンも2.5マッヘ含有しています。
浴槽の縁に頭を乗せて体が浮くか試してみたが、もう少しで浮きそうな感じはしたが、完全には浮きませんでした。
本物の有馬の湯を体験してみたい方はここに入浴されるのが最良と思われます。2人が参考にしています