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投稿日:2011年8月23日
みちのく深沢温泉 (みちのく深沢温泉)
paw_pawさん [入浴日: 2011年8月23日 / 2時間以内]
55.0点
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八甲田山系郡を挟んで酸ヶ湯のほぼ反対側に位置する、みちのく深沢温泉さん。県道40号線に建っています。車で10分も行けば、冬山事故史上世界でも類を見ない大勢の犠牲者を出した雪中行軍遭難者の像もあり、とんでもない豪雪地帯であることがわかります。当然のことながら、民家などは皆無の一軒宿です。お年寄りのご夫婦と娘さんで切り盛りされています。
外観はトタン系の仕上げがされた建物で決して立派なものではありませんが、山深い地にポツンと建っている姿は「北の国から」に通じるものがあります。秋に訪問した際には冬ごもりの準備で薪が天井まで積まれており、ご主人も作業服にドカジャンを着込んで毛糸の帽子かぶり「五郎」を髣髴とさせる雰囲気を醸しだしていました。
入浴料金350円を支払い早速浴室へ。お風呂のラインナップは男女別の内湯&露天が各一の構成。内湯は4-5人サイズの浴槽が横に二連設置され、やや青味&カーキを帯びた貝汁濁りの湯が掛け流されています。源泉は無色透明で金気臭のする良泉です。入浴すると肌に気泡がつきま、初めはサラスベしますが、気泡を払うとキシキシした肌あたりへとリレー変化しました。体感42-43度の湯は思った以上に浴感の強い湯で、しっかりと温泉に入ったという充実感が味わえる湯でした。
露天は内湯からそのまま移動します。簾で簡単な仕切りがされた湯船で、目隠し付の混浴と言っても良いかもしれません。建物の調度裏側に位置し、裏山の景色が楽しめるようになっています。秋、春と訪問しましたが、雰囲気も良く気に入りました。貸切や空いている時であれば女性も楽しんで頂ける露天だと思います。
帰り際、ご主人に挨拶すると薄暗くなった食堂で女将さんとTVをご覧になっていました。お話を伺うと、国道103号と繋がっているため除雪車が入り、冬場も小一時間で青森市の中心街まで出れるとのこと。そうです、こちらはこのような山奥でも天下の県庁所在地「青森市内」なのです。年中無休で頑張っておられるそうですので、酸ヶ湯や八甲田地区にお越しの際は是非立ち寄って頂きたいです。12人が参考にしています
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