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東北の旅の二日目、ベースキャンプにした宮城・温湯温泉の佐藤旅館から県境を越え、子安峡温泉で稲庭うどんを食し、ものゴッツイスケールの子安峡を見物したあと、08' 5/27(火)10:50、イーダちゃんはこちらの泥湯温泉・奥山旅館に到着しました。
駐車場に停車、ドアをあけると、おっと、寒ィ!
天候はあいにく曇天なり。息が白いまではいきませんが、ほとんどそれに近いものがある。
奥山旅館は上記の写真の通り、ノスタルジックに水車がまわってて、あと周りの土地は荒涼とした地獄の風景でしょ? いい感じでありました。遠くにきたなって実感というかね。
ところが、こちら、どこで立ち寄りの手続きをしていいのか分からない。旅館の前に売店らしき小屋があって、よく見るとそこの棚に「立ち寄りの券はこちらで受け付けています」と張り紙がしてあるのをようやく見つけて、
「ああ、すいませーん」と声をかけたんですが、こちらの売店の方、いかにも面倒そう。いや、そりゃいいんですよ、人間だし、立ち寄りのお客のなかには傍若無人なのもいるですから、ま、ある程度の無愛想も分かる、でも、いらっしゃいませの一言らしき所作も動作もまったくなく、ちぃーっと嬉しくない気分が珍しく湧いてきましたねえ。(ああ、イカン、これはネガティブ・フィーリングだ)
僕だけがそう感じたんじゃない証拠には、奥山旅館の立ち寄りを探して延々と道を行ったり来たりしている、中年のライダーのお二方がやっぱりいたんですよ。彼ら、売店のひとのことは何度も見てるのに、その無表情に声をかけられず、無関係の路傍の僕に風呂入り方を訪ねてきたんですから。
ひとのよさそうなおふたりでした。もうちょっといって子安峡の風呂に入るつもりだったが、こちら泥湯の硫黄の匂いに惹かれて迷ってる、こちらのお湯はどうか、との問いに、(そのとき僕はすでにひとつめの露天に入っていて髪が濡れそぼっていたのです)僕・イーダちゃんはお湯は素晴らしいから是非入っていけ、とお勧めしたのでありました。
ええ、実際、こちらの露天は素晴らしかったな。
硫黄泉の大露天風呂と鉄泉系の天狗の湯とのふとつの露天に、こちら、立ち寄りが可能デス。大露天は白濁の広ーい濁り湯。湯の花がいっぱい浮いてて、塀向こうに地獄の斜面と曇天が両方見えて・・・素晴らしかった。
が、もうひとつの露天、天狗の湯のほうが僕あ気に入りましたねえ。こちら、ちっちゃな内湯と野外のふたつの鉄泉ががざいます。どちらも温めで長いことつかってないと冷えちゃうんですが、こちらのお湯の濃厚さはサイコーでした。まず、なんといっても野外に出た瞬間に、湯面に油みたいな膜が張ってるのが素敵。泉質も泥の濁りも超極上---もっとも、以前に比べると泥の量は大幅に減ったそうですが。
ええ、堪能しましたヨ。本来なら五点満点が当たり前ッ! でもすいません。どーしてもあの売店の親父さんたちの無表情が瞼から離れないんスよ。もっとも、奥山旅館の体質の変化については、この旅ののちほど偶然に巡りあうことになる某温泉チャンピオンも同様の感想を述べられてました。湯治宿の精神を忘れた、宿泊客に迎合しているというのです。
あんなにいいお湯を守っているのになあ。
うーん、もったいなさすぎ。
ああ、ネガティブなコメントになっちった。あいお許し<(_ _)>1人が参考にしています





