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投稿日:2011年10月22日
由布院駅近くの生活密着共同湯 (乙丸温泉館)
ごんごんさん [入浴日: 2011年10月6日 / 2時間以内]
55.0点
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33.0点
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由布院駅から金鱗湖へ向かっていると程なくして右手に看板が見えてくる共同湯。
立地的に小奇麗な施設を想像していたのですが、伺ってみると昭和40~50年代と思われる鉄筋コンクリート造りの建物でなんとも昭和な生活感の漂うもの。地域の集会所も併設しているようです。
街とは縁もゆかりも感じさせない観光客向けの店で埋め尽くされたメインストリートから、ほんの少し入ったところにこんな共同湯があるなんて!!!
想定外の発見に心躍る気持ちだったので、思わず入口のお薬師様にお線香を差し上げて手を合わせました(-人-)。
中は休憩所も浴室とも共同湯としては広め。
脱衣所・浴室セパレート型で、洗い場は昔の銭湯のようなプッシュ式のカラン(青レバーが水、赤レバーがあつ湯のアレ)が並び、ケロリン桶もいっぱい用意されています。
浴槽は内湯のみで、中の仕切りであつ湯とぬる湯に分けていました。
平日20時頃の訪問ということもあり、地元の方が入れ替わり立ち替わりお越しになっていて、本当に地域に密着した共同湯という雰囲気。そして皆さんマナーが素晴らしかったです!
お子さん3人連れのお母さんもお見えになりましたが、小学校高学年に見える長女さんは、誰に注意されるでもなく自ら長い髪を湯船に入らないように結び、髪や体を洗うときも周囲に泡を撒き散らすことなく上手にかかり湯をしていらっしゃたのがとても印象的でした。小さい頃から訓練していると違うなぁ!という感じです。
お湯は成分総計0.691g、ph8.3の単純泉。「特徴がないのが特徴」という感じです。
メタケイ酸も205.0mg/kg入っていますがヌルヌル感はそんなに強くはなく、しばらく浸かっていると指の間がスベスベする程度。源泉温度が約56度ですので加水されていたのかもしれません。
湯はガンガン投入されていて贅沢にかけ流れていました。湯口には白い析出物が見られます(画像)。
浴槽の湯温は熱めではあるけれど入りやすいと感じたので、42~43度ぐらいだったのではないかと思います。
浴後は肌だけでなく、髪もスベスベしていましたので、カランのお湯も源泉だったのかもしれません。
身体も程よくポカポカして、外のひんやりした夜風が心地よかったです。
「由布院の共同湯巡りもせんとアカンなぁ!」と、ウキウキした気持ちで宿へと向かいました。3人が参考にしています