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投稿日:2010年11月4日
リニュアルオープンです (北山峡 小処温泉(閉館しました))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2010年10月10日 / 2時間以内]
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昨年からリニュアルに入りまして、この10月に再オープンしたとのことで行ってみました。大昔に1回と、新しくなってから1回訪問しています。国道169号線から10kmほど枝道を入っていきますので、それなりに運転には覚悟が必要です。ロケーション的には秘湯だと思います。大昔は、お風呂のいでたちも秘湯と呼ぶにふさわしかったのですが、10年ほど前に今風に変わってしまいました。ということで、今回はどれほど変化したのか楽しみに訪れたわけです。
入り口の売店や食堂のところで受付をしまして、階段を下りて浴室に入ります。外観は特に変わった感じではなく、太い材木で堂々とした建物です。途中、ごろ寝用の畳敷きのスペースもあります。脱衣所は薄暗く、ロッカーの鍵が文字通り「力づく」です。硬いとかではなく、力を入れて鍵を回すと同時に中の閂も回るという、ちょっと見ないタイプです。これは防犯上は大丈夫なのでしょうか。
浴室は大きな岩組みのされた内湯浴槽(一部打たせあり)と小さな露天風呂。あまり変わったところはないように思いましたが、ちょっと天井が低く、色気のないものになってしまっています。以前は堂々とした梁が通っていて、天井は大変高いものだったのですが、ひょっとすると湿気とかでダメになってしまったのかもしれません。まあその対策という感じで工事がされていたのでしょうか。
泉質は単純硫黄泉で、25.6℃、0.177g/kgと、「ほとんど何も溶けていない」湯です。加温、循環、塩素消毒ありとのことで、特に露天風呂は塩素が強めでした。内湯も特に浴感や匂いはありません。ただ、岩を駆け降りてくる湯が、加温湯と冷たい源泉がテンコシャンコでして、源泉のときは見事な硫黄臭がしています。柔らかい卵臭で、大変いいコンディションで投入されているように思いました。このときだけはにんまりしてしまいますねぇ。
ということで、リニュアルがいわゆる「温泉好き」にはプラスに作用したかといいますと、ちょっと微妙な感じです。せっかくの秘湯ですから、「源泉まんま使っております」みたいな浴槽が1つあるだけで印象がガラリと変わるので、ちょっと御一考頂ければと。余談ですが、アメニティーがリンスインシャンプーとボディーソープになったのは大きな前進ですね。2人が参考にしています
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