-
偶然にも仲間と明神館に泊まることができた。こんな高級な宿に泊まれる機会は滅多に無く、ここで過ごす時間は大変贅沢なものだった。チェックアウト12時がうれしい。記念日などにふさわしい宿。
ホスピタリティーは最高級、館内の調度品も立派なものばかり。雰囲気が身分に合わないためか、ソワソワしてしまう。部屋は半露天風呂付き、料理も上品な味付けでどれをとっても美味しい。
素直な人であれば間違いなく五つ星であろう。しかし...温泉ファンとしてはどうしても湯にこだわってしまう。内湯、露天、立ち湯、寝湯など種類は多く、趣向を凝らした立派なもの、特に立ち湯の展望はこの宿のハイライトであろう。ただ、湯の特徴は寂しい。掛け流しでもない。部屋の半露天は果たして温泉だったのだろうか。源泉は近隣の「桧の湯」、私はここに何回も通っている。硫黄臭が漂う素晴らしい単純泉である。が、その個性はほとんど感じられなかった。ここまで来て泉質云々なんてKYかもしれないが、人によって好みは様々である。温泉中心に考える私としては3点とする。1人が参考にしています