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黒部峡谷鉄道の黒薙駅で降りまして、線路を渡って階段をどんどん登り、温泉までの山道に入ります。この山道はとにかくアップダウンが激しく、600mほどの道程ながら、かなりの時間と体力を要します。行きは20分、帰りは30分ほどかけて歩きました。途中、眼下に川を見下ろすパノラマが楽しめるのですが、どう考えてもあの川まで下りて行かないと河原露天にはありつけないと考えると、ちょっと笑顔もひきつります。
温泉につきまして、旅館で手続きです。旅館内に内湯、少し離れたところに展望の露天風呂があります。まず内湯から試してみました。泉質は弱アルカリ性の単純泉で97.2℃、633mg/kg、温度が高いので加水ありとのことで、微硫黄臭が感じられます、湯の特徴は内風呂の方が明確に感じられます。小さい浴槽1つだけなので、湯の鮮度がいいためかもしれません。露天はスケールの大きい混浴露天風呂でして、テント状の更衣室が男女別々にあります。バスタオル可、水着はどうか分かりません。あまりにあけすけな感じなので女性には敷居が高いかもしれませんね。黒部川の流れを目の前に、大きな岩で囲まれたお風呂を堪能とは、新穂高の湯と似たようなロケーションです。
湯を楽しむなら内風呂、その他もろもろで露天風呂と両方をじっくり堪能されるが吉かと思います。この湯に入りますと道中の疲れも吹き飛びますが、帰りはまた疲れますんで体力の残りと、列車の時間はご注意を。5人が参考にしています