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北向観音の門前を流れる愛染川沿いに建つ共同湯です。大師湯並び奥にあります。まだ真新しさの残ったとても立派な外観で、唐破風、入母屋破風、湯気通しの三層に連なった屋根は重厚感抜群。しかも唐破風には懸魚(げぎょ)まで彫ってある豪華絢爛さ。真田幸村公隠し湯という石碑なども考慮すると地元の方よりも観光客をターゲットにした印象を持ちました。
ワクワクしながら内部に入ると外観同様清潔感に溢れています。お風呂のラインナップは男女とも内湯が各一。石湯という名称をフル活用した石造りの浴槽は、本来なら四角形になるべきところを三角形に変えられてしまった印象です。
肝心の湯使いは循環併用で、外観とは反比例して迫力に欠けた印象。塩素臭はしませんでしたが、お隣の大師湯よのうな玉子臭もほとんど感知できず、白んだお湯もややお疲れ気味といったところ。湯量が不足しているのか、詳細は不明ですが、外観や設備のハード面が素晴らしいだけに、ソフトの湯使いが残念でなりません。今後の湯使い向上に期待したいです。
写真上は石湯外観、下は石湯の向いにある食堂で食べた親子丼と肉蕎麦です。肉蕎麦は馬肉で出汁をとったこの地方独特のもので、とても濃厚な味でした。
※以下URLは私が活用させていただいている別所温泉の観光マップです。とても分かり易いマップですので、別所巡りのお供に活用してください。
http://www.onsen-portal.jp/sozoro/map/onmap034.pdf6人が参考にしています