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投稿日:2012年9月8日
湯煙の集落を見下ろしながら (岳の湯共同露天風呂)
練馬春日町さん [入浴日: 2012年8月26日 / 2時間以内]
44.0点
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そこらじゅうで湯煙上がる岳の湯一帯は温泉の構造に地質学的見地から興味を持つ人には堪らない場所だろう。民家には噴気孔を利用したすめと呼ばれる蒸し釜があり、石垣や倉庫の下からも湯気が上がっている。雑草生い茂る原っぱからも噴気が上がっており、無邪気に近づいたら踏み抜いて大火傷してしまうので注意が必要だ。
朝の散歩ではげの湯から岳の湯に行き、白地商店でタバコを買った際、店の主人に少し話を聞くことができた。集落の共同湯らしき湯小屋を発見したが、アウトサイダーは入れないとのこと。
夕刻に再度岳の湯に行き、白地商店で蒸し鶏定食を食べ、そのあと店の人に鍵を借りて、店の脇の小地獄地帯の少し上にある露天風呂に入った。高みにある風呂から集落を見下ろすことができる。
風呂は隣りあわせで桜と椿の2つあり、私は左側の桜の湯に入った。ちょうど日没の時間で西の雲が鮮やかなオレンジ色を発していた。お湯は無色透明で、臭いや味から福島の湯の花温泉に似ていると感じた。湯温は42℃くらいだったろうか。近くの地獄から湧いたばかりの湯なので新鮮なのは言うまでもない。
寒い季節の岳の湯一帯はさらに良い風情を醸し出していることだろう。4人が参考にしています
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