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湯元館ご自身の謳い文句は、内湯も露天風呂も「完全放流式」となっています。露天のほうも「完全」かどうかはわかりませんが、少なくともおにゆりさんのおっしゃるような「新湯注入率がそれ以外って事でして新鮮な湯が入ってない循環式って事」ではないと思います。露天風呂も湯舟から少なくない量の湯が溢れ出ていましたから。
次に、日本温泉協会の利用証についてです。協会の利用証を旅行会社の指定施設であることを示す看板と同じというのは極論ではないでしょうか。中には「湯で勝負している」施設も協会に登録されております。しかも、そうした施設が必ずしも全て満点の評価を受けておりません。そのことが利用証の資料としての信頼性を高めていると思います。私の訪れた数少ない温泉の中でも、玉川、後生掛(秋田)、酸ヶ湯(青森)、黒川の山河旅館(熊本)など完全放流式だった施設が、いずれも満点評価ではなく、久美浜温泉同様「新湯注入率」は中程度の評価になっています。この評価を見ると、思ったよりも厳しく評価されれていると感じます。まあ、逆にそれをお墨付きとしてありがたがるのもおかしな話だとは思いますが、一つの参考資料にはなると思います。
また、協会に登録する側の施設の意図は「宣伝」以外にないでしょう。そうした「宣伝」が悪いとも思われませんし、利用者側からすると、施設を判断するときの目安程度にはなるでしょう。「宣伝」だから全て信用できない、というものでもないと思います。
確かに小さいほうの露天風呂ではポンプ音が不快で、それが減点の対象にはなると思います。庶民的ではありますが、品の良さを感じさせる施設でもありません。(ただ、その分、気安く利用できるその雰囲気があります。)けれども、まがりなりにも放流式であること、源泉の滝など、ここの露天風呂はそうしたマイナス点を凌駕する良さがあると思います。0人が参考にしています