-
のんびりゆったり、部屋の外もお風呂の外も羽束川の流れが涼しげです。若鶏のうどんすきと手造り豆腐の冷奴と鮎の塩焼き(これが絶品! 香ばしい粗塩にこんがり焼けた皮、身はやわらやくてとっても美味でした)の1泊2食で8500円は格安。
お風呂はヒノキで赤っぽい鉱泉、窓に貼り付くヤモリもかわいかったよ。部屋から眺めたホタルの幻想的な舞いはきっと思い出になるでしょう。次は秋の松茸・栗と、冬のボタン鍋の季節に来たいなあ、と思いました。
それからなんと言ってもお勧めなのが↓
若いおかみさん夫婦が趣味で建てたという純日本家屋が、この民宿の向かいに完成しています。太い梁と煤竹の天井、茅葺き屋根、広い土間に湧き水の大がめ、薪ストーブと木肌温かい床に漆喰の壁、どれをとっても味があって落ち着きます。何十人という職人さんが1年2か月の月日を経て作り上げたそうです。見学者も多いらしいのですが、そのうち、いろり端で食事を提供できるような空間にできれば、ということでした。四角く切った炉には、鉄瓶が置かれていました。
忘れかけていた昔に思いを馳せる、篭坊温泉の新名所になりそうな気配です。16人が参考にしています