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入り口は新しい。でも下に続くと思わなければ、小さな小屋だなと思ったのが第一印象。でもよく考えればそんなに小さな小屋に浴槽があるわけないのに。ジッとよく見ると、建物が下に続いている。階段の下が更衣室と浴場。志を箱に入れ、下へ。
浴室には先客の地元のおじいさんが。湯口をしっかりと固めている。ちょっとしたやりとりは省略。湯船に浸かる。38度くらいの温湯。温湯は有り難い。少し白濁の、じっとしていると泡が躰に付く。源泉がたっぷりと掛け流されている。
ちょっとすると別の親子が入ってきた。元のおじいさんとの話を聞いていると、今年から7~9月までは加熱しないで源泉をそのまま掛け流しているそうな。その月以外は午後から加熱したお湯を湯船に入れている様子。で、幸せなことには、その源泉掛け流しのお湯に浸かっていると言うこと。
そのおじいさんからは入湯客のマナーの悪さをいろいろと聞く。ゴミを片付けない、酒を飲む、湯船まで酒を持ってくる等々。温泉の管理も人間の為せることだから、人間がそれなりの常識をもって行動しないと、こんな佳い温泉も入ることが出来なくなってしまうかも。4人が参考にしています