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投稿日:2025年1月15日
大正時代から湧く自家源泉をかけ流しで… (渋の湯)
きくりんさん [入浴日: 2023年6月30日 / 2時間以内]
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大正時代から湧く自家源泉をかけ流しで
JR中央本線の上諏訪駅から、徒歩で約6分。上諏訪温泉街の中心地に佇む、大正5年(1916年)に開業した鉄筋6階建ての温泉旅館。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料1000円は、風情あるアプローチを抜け、玄関を入って左側のフロントで。畳敷きのロビーから右手に進むと、「ゆ」の暖簾がかかった先に大浴場があり、男湯は「竹林の湯」です。
脱衣場と浴室が、何故か2つ繋がったような造りが特徴的。以前は、男女別に別れていたのでしょうか。いずれも棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーもどちら側にも完備されています。
まずは右側の大きめの浴室に入ると、右側と手前に9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAのローヤルゼリー系です。
窓側に6人サイズのタイル張り木枠内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 渋の湯源泉)が源泉かけ流しにされています。泉温50.0℃を加水・加温なしで、42℃位で供給。PH8.25で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、微かにモール臭がしてまろやかな味。薄茶色の細かな湯の花も舞っています。
ガラス戸を開けて、隣の左側の小さめの浴室へ。こちらは、左側と手前に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
窓側に4人サイズのタイル張り木枠内湯があり、こちらも同じ源泉がかけ流しにされています。浴槽が小さい分、湯温が激熱で45℃位です。加水はできないため、かき混ぜ棒で調整します。
竹林という程竹は植えられていませんが、坪庭を眺めつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
古い使用状況表示には加水ありとなっていますが、湯口の湯温を計ってみるとほぼ50℃の泉温と一致するので、現在は加水なしではないでしょうか。また、混合泉の源泉名となっていますが、平成27年の自家源泉の分析書しか掲示がないので、混合もしていないかも知れません。
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン125.1mg、アンモニウムイオン0.5mg、マグネシウムイオン1.2mg、カルシウムイオン15.7mg、ストロンチウムイオン0.1mg、フッ素イオン1.1mg、塩化物イオン75.0mg、臭化物イオン0.2mg、硫酸イオン29.9mg、硝酸イオン0.2mg、炭酸水素イオン238.0mg、メタケイ酸94.5mg、メタホウ酸6.0mg、メタ亜ヒ酸0.14mg、溶存成分総量598.2mg
※なお、平成27年の分析書だったので、間もなく更新かも知れません。8人が参考にしています