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クチコミ情報で以前から、こちら大黒屋さんの情報はチェックしてました。ただ、やや遠い福島県なので、なんとなく伸ばし伸ばしにしていたのですが、たまたま電話で問いあわせたところ、こちら営業は11月18日までだというではありませんか。
これは、行くっきゃありません(-へ・)>
というわけで、11月の2日の木曜日、温泉行きすぎの赤字にもめげず、福島県白河の「旅館大黒屋」さんに日帰りでいってまいりました。
天候にはそんなに恵まれてなかったかなあ。空はやや薄曇り。予報では雨ということだけど、どーかなあって微妙な感じ。山の紅葉はそろそろ終りに差しかかってるよう。行くとちゅうのトンネルと展望台に、カメラを手にした中年のご夫婦の姿がいっぱい見かけられましたね。
こちらのメインの混浴の大岩風呂は、宿の本館から階段を降りて、阿武隈川を渡ったところにあります。赤い橋から見下ろす阿武隈川の水がえらい綺麗。谷も山も晩秋の気配をうっすら漂わせて、なんかたまりません。遥か下の川床には案外大きな岩がゴロゴロしてる。川の流れ自体は結構激しくて速いです。「ごーっ」って音が絶えずしています。
で、そんな光景に目を奪われつつ、お風呂の小屋の戸をあけると、僕、またしても目を奪われちゃいました。
おっきくて綺麗なお風呂です。窓から淡く陽がさしていて、風呂の奥のほうには大岩と、それを祭るみたいなちっちゃな鳥居がひとつ。湯浴み客は、ひい、ふう、みい、と僕を入れて四人きり。着替所と浴場は衝立ひとつ置いてのひとつながりになっています。
「失礼しま~す」と掛け湯して入ると、
ああ、超いいお湯だ・・・(^。^;>
こちら、湯小屋の作りがえらい立派。それと浴槽が深い深い。立って入るのもなんなんで、と浴槽の縁の段になったところに腰かけて入浴するひとが多かったです。僕もそうしました。透明で柔らかい、ややぬるめのお湯にちゃぽんと身体を沈めると、気持ちがゆるゆるとほぐれていきますねえ。来てよかったと心から思います。
と、三人のおばちゃんたちが「うわ。綺麗なお湯ねえ」といいながら湯浴みにやってきました。聞けば近所の温泉施設に勤めている方々だとか。ああ、垣根のない、こんな浴場は理想だなあ、なんて思っていたら、窓からの日差しが晴れの光にきらきらと変化。お風呂のお湯がきらきら光って。わあ。
結局、まるまる50分も湯浴みしてしまいました。いささか湯あたり気味かな。
帰り、宿の方に「こちらでは雪はいつごろから降るのですか?」と尋ねると、「そうね。だいたい11月の10日あたりかしら」とのこと。僕は、まあぎりぎり間にあったわけです。雪道はコワイですからねえ。
こちら「旅館大黒屋」さんは超素敵。自信をもって推薦します。1人が参考にしています