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関西の温泉通から和歌山の『源泉二強』と言われているのがこの宿。
もうひとつの湯の峰荘は実感したので、以前からこの宿に泊る機会を窺っていましたが、やっとチャンスが訪れました。
椿温泉は、温泉宿、リゾートマンションの廃墟が目立ち、その衰退振りには目を覆うばかりですが、その中で生き残っているのはやはり源泉パワーの賜物だと思います。
宿はその廃墟を通り過ぎ、180度視界が開けた場所にあり、宿の前はちょっとした断崖絶壁です。源泉はその下にあると言うことなので、久し振りに散策も兼ねて磯場を歩きましたが、潮の香りが鼻腔をくすぐり、開放感にひたりました。海寄りの温泉は久し振りですが、たまにはいいものです。
さて温泉ですが、さすがに口コミ通りで、湯の峰に負けず劣らずの泉質でした。硫黄泉ですが、ローションのような上品なツルヌル感があり、気泡も無数についてきます。源泉は36度で今の季節は最高、思わず長湯をしましたが、疲れはまったくありませんでした。
施設、食事はBかCかのランクでしょうが、窓一杯に広がる太平洋に沈む夕日と、満点の星を見ればそんなことは何の問題もありません。
これで、一人泊なら10800円、二人泊で8800円はただみたいなものです。宿より、源泉優先の方には絶対のお薦めです。1人が参考にしています