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隣接の元泉館と異なり鄙びた雰囲気で、浴室も狭くて薄暗いのですが、これが逆に秘湯ムードを醸し出しています。
湯は梶原の湯と弘法の湯の2つの源泉があり、どちらも硫黄臭漂う白濁の湯が楽しめますが、梶原の湯はやや灰色がかった適温の湯、弘法の湯はちょっと黄緑がかった高温の湯で湯の違いははっきりと感じられます。さらに弘法の湯は5~6分おきに湯が噴き出す間欠泉で、直接湯船に湯が注がれる間欠泉を見たのは初めてでとても驚きました。梶原の湯は飲泉もでき、浴室前に飲泉所があるのですが、飲むに際しては源泉を水で6倍に薄めるということで、成分の濃さがうかがわれます。サイダーのようにシュワッと炭酸のような感覚が口の中に広がる湯でした。
湯もよかったですが、フロントのおばちゃんもとても優しく、また来てみたいと思いました。
なお、週末など宿泊の予約が多い日には、浴場の混雑を防ぐため日帰り利用が15時までに繰り上げられるのでご注意を。
(2004年10月入浴)1人が参考にしています