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2年越しの夢、桜の季節に喜連川を再訪して来ました。
こちらの施設はまたの名を「喜連川城」と言い、ご覧の通りお城の雰囲気の外観をした建物であります。
浴室は男女別に内湯がひとつずつあるだけの、ごくごくシンプルな造りです。淡いピンク色のタイルで統一されており、休日は常連のお年寄り達が朝一からやって来て盛況です。
カランは8つ、浴室にはボディソープ、脱衣所には石鹸とドライヤーが常備されています。100円リターン式の貴重品ロッカー有。
喜連川というと強いアブラ臭が特徴的な、まったりとした浴感のお湯が印象的なのですが、こちらのお湯は含硫黄-ナトリウム塩化物泉で薄緑色をしています。浴室に入った瞬間から塩気の香りが漂い、加温されたお湯は見た目よりもかなり濃厚な温まり感があります。
タイル張りの浴槽の真ん中から源泉が溢れていて、中にはここから直接飲泉するご老人も何人かいらっしゃいました。窓側にはジャグジーが2基あり、浸かっているとややスベスベした感触も。とにかく湯気が充満しているせいもありますが、体感温度はかなり熱く感じられるので、長湯は出来ません。短い時間で何度か入浴+休憩を繰り返しました。
600円だと2階の休憩所も利用できますが、丘の上にある施設だけに眼下に荒川の土手沿いを初め、喜連川の町並みを眺める事が出来ます。気分は正に殿様気分といったところでしょうか。
お目当ての「早乙女の桜」はまだ7部咲き程度でしたが、黄色い菜の花も同時に咲いてコントラストが非常に綺麗で堪能しました。今週末頃には満開になりとても見応えがあるかと思います。
現在、「喜連川温泉手形」なるものが各入浴施設で販売されています。3つの入浴施設に入浴出来て¥1,500円なのですが、他にもすぐ近くのお丸山公園にあるスカイタワーの入場やシャトルエレベーターも無料になります。
ひっそりとした古い城下町ですが、私はこの喜連川が大好きです。
温泉&桜を是非この機会に楽しんでみて欲しいと思います。1人が参考にしています