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島原市街地から少し離れた島原外港の近くにあるホテルで、島原温泉の他のホテルと異なり高台にあるため、その分だけ客室やお風呂からの有明海の眺めがよいホテルです。
温泉は、今年春から引き始めた島原温泉の新源泉だそうです。以前の島原温泉は、無色透明無味無臭で飲泉も可能なきれいなお湯だったのですが、新しい源泉はカルシウムが多く含まれているため、薄茶色の析出物が湯口や浴槽の縁に大量に付着し、湯の表面にも大量に温泉成分が浮遊していました。加水なし、循環・加温・消毒ありとのことですが、消毒臭は感じられませんでした。いいお湯でしたが、カルシウムが多いせいか、キシキシした浴感でした。
浴室は「七万石の湯」と「岬の湯」があり、時間によって男女が変わるようになっています。年季の入ったホテルなので、浴室もそれは感じられます。どちらも内湯、サウナ、露天風呂がありますが、七万石の湯の露天は真湯になっていて温泉ではありません。内湯はどちらも浴槽が2つに仕切られていて、湯口から遠い方が温めになっています。岬の湯の露天風呂の湯は、内湯の温い方から引かれているのでかなり温くなっており、夏場は気持ちよいですが、冬場の入浴は厳しいと思われます。
(2006年7月入浴)5人が参考にしています