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四万の中心地から更に奥の日向見地区、その中でも最も奥まった場所にある風格の湯屋造り。
暖簾をくぐり清潔に保たれた廊下を進むと脱衣棚の備え付けられた脱衣所。
そこから階段を下りた所に黒御影の硯のような小さな浴槽があります。
なんとも立派でなんとも不思議な作り・・。
そして湯船に浸かりながら荷物に目が届くので安心でもあります。
3人の方が上がられたのと入れ違いに入浴したので、浴槽の湯はかなり減っていましたが、
少し熱めの湯を一人でのんびりと楽しんでいるうちには、
一部低くなった湯船の縁から再び湯が掛け流されていきます。
飲泉してみると、とてもまろやかな風味。
四万のしょっぱい昆布だしのようなお湯とは全く違う。
しかしこちらも良く温まる。
つるつると気持ちの良い御影石の縁に腰掛けて
浴槽脇の掃き出し窓を少し開けると爽やかな風が心地良く
山の緑に囲まれて心身ともに癒される空間です。1人が参考にしています