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投稿日:2016年7月2日
イメージギャップ・・・有り (渋温泉外湯 六番湯・目洗の湯)
sinさん [入浴日: 2016年6月27日 / 2時間以内]
44.0点
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宿に着くとすぐに、他の客が着く前に人気が有りそうなところからと、勇んで外湯巡りに出たのだが、浴衣を着て歩いているのは私一人であった。最初に選んだ六番・目洗いの湯は、メインストリートの東側に位置し、温泉寺もほど近い。
中には誰もいなかった。脱衣場と浴室はガラス戸で隔てられている。湯舟も周りの床も木造りで、湯舟の大きさは3.5m×1.5mほどだ。無色透明なお湯が掛け流されており、底には白い湯花が沈んでいる。ナトリウム、カルシウムー硫酸塩・塩化物泉で、湯温は45度弱くらいだ。目洗いの湯と言うだけあってメタホウ酸を34.4mg/Lと多く含有している、と言いたいところだが、七番・七操の湯は42.4mg/Lなのだから、メタホウ酸の多さをもって目洗いの湯と言っているわけでは無さそうだ。匂いは硫酸塩系だが、けっして強くはない。少しとろりとした浴感で、お湯を動かすと湯花が綿のように舞い上がった。長い間お湯に洗われたためか、堅い木目が浮き出た湯舟や床は、むしろ木の質感が感じられて独特の味わいがある。このお湯の人気があるのが判るような気がした。
午後8時ころに温泉街の散歩に出てみたが、浴衣で歩く人はあまりいなかった。路地に面した旅館の中には、泊まり客がいないのか玄関を閉めているところもあった。渋温泉と言えば、大小三十余のホテルや旅館を有する賑やかな温泉街とのイメージだったが、泊まり客は少なくなっているのかと思った。空いているうちにと勇んで外湯巡りに出た自分だが、何か勘違いしていたようで少し滑稽に見えてしまった。3人が参考にしています
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