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素晴らしい共同湯です。
30mほど右手の、角のまるか旅館さんに宿泊した際、こちらの鍵を渡されました。実はこのときのメインは(06’6/24)お隣の渋温泉の外湯巡りであり、それほどの期待もなく、湯巡りの最後に宿のひとの勧め通り、借りた鍵でこちらの外湯に立ち寄ってみたのですが・・・
僕、泣きかけました。素晴らしい、素晴らしい共同湯です。
透明で力強い、いくらか熱めのお湯が、立派な浴槽に見事に掛け流されています。両手ですくって顔に浴びてみると、じゃっかんの瀬のかほり。湯のなかで思いきり伸びをして、浴槽の縁に後頭部をのっけて見上げる湯小屋の造りがまた凄い・・・。
も~ ほっこり。完全に満足しての宿への帰り道、ふっと見ると見知らぬ浴衣のおじさんが手招きしてる。
小声で「ちょっと、こっち、こっち・・・」
いってみると、蛍でした。蛍の凄い群れ。
「ね。なんとも幻想的でしょ?」と、おじさんの弁。
「うん、凄いですね」と、僕もつぶやいて。
あ。大湯の入り口の脇のところに、全国共同湯番付というのが張り出されてあって、それによると東の横綱は、湯田中の「大湯」! まさにここではないですか。 ほかにも僕の贔屓の那須湯本の「鹿の湯」、塩原の「岩の湯」、伊豆の「黒根岩風呂」なんかの興味深い番付もあります。共同湯好きの僕は驚喜! 宿のひとに聞いたのですが、残念ながら予備の番付表はないとのことでした。それが唯一の残念ですね。3人が参考にしています