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投稿日:2023年8月16日
巨大な親鸞聖人の石像に見守られる温泉… (西方の湯(さいほうのゆ))
きくりんさん [入浴日: 2022年6月1日 / 2時間以内]
55.0点
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33.0点
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巨大な親鸞聖人の石像に見守られる温泉
国道113号線沿いに高さ40mという巨大な親鸞聖人の石像と共に佇む、温泉マニアにはよく知られた鄙びた温泉施設。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、玄関を入って左側の受付で。黒猫が、人懐っこくお出迎えしてくれます。フロントから茶碗や皿など調度品(おそらく昔宿泊で使っていた物)などが並んだ廊下を奥へと進んだ突き当たりに男女別の大浴場があり、男湯は右側です。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右手前と左側にそれぞれ3人分のシャワー付カラン(真ん中はいずれもシャワーなし)がある洗い場。アメニティは、椿系です。
窓際に石造り内湯が2つあり、いずれも茶褐色に濁ったナトリウムー塩化物強塩泉(源泉名: N12-1号井)が、源泉かけ流しにされています。泉温78.9℃を加水・加温せず、手前の3人サイズの「ぬるめの湯」で42℃位、奥の15人サイズの「あつい湯」で43℃強位で供給。PH7.7ながら、やや肌がツルツルする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭とヨード臭が混じったような匂いがして塩辛い味。透明度は40cm位でしょうか?茶色の湯の花も舞っています。
外の露天風呂は、まだ閉鎖中のようで入れません。窓際手前の3人サイズの小浴槽は、水風呂です。
大きな窓から、日本庭園や遠く日本海を望む景色。野鳥のさえずりに癒されながら、しばらく貸切状態でまったりできました。
平成11年の古い温泉使用許可証には5源泉が載っていて、その時の温泉が黒くて臭い珍湯として名を馳せていた頃でしょうか。今でも施設の怪しげな雰囲気は保ちつつ、万人受けするいい温泉となっていました。
主な成分: リチウムイオン2.1mg、ナトリウムイオン10300mg、アンモニウムイオン169.7mg、マグネシウムイオン57.3mg、カルシウムイオン200.5mg、ストロンチウムイオン10.0mg、バリウムイオン7.3mg、鉄(II)イオン1.1mg、フッ化物イオン0.5mg、塩化物イオン14240mg、臭化物イオン109.5mg、ヨウ化物イオン69.4mg、硫酸イオン32.1mg、リン酸水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン2246mg、メタケイ酸91.3mg、メタホウ酸430.2mg、遊離二酸化炭素37.7mg、成分総計28124mg26人が参考にしています
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