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札幌市内からおよそ170㌔、札樽を一部使用して約3時間の行程で島牧村に到着。島牧村は海岸線が長いだけあって、ここ「モッタ海岸温泉」にはさらに海沿いの道を進まなければなりません。漁村の風景の中に写真の看板が現れますが、この手前の坂を左に少し上ったところに「モッタ海岸温泉旅館」があります。5年ほど前にリニューアルしたらしく、建物はとても小奇麗で、この辺りでは浮いた感じかもしれません。建物に向かって右側玄関が宿泊用、左側が入浴客用らしく、それぞれに看板が立っているのはとても親切です。
玄関をくぐるとすぐ左に窓口があり、そのすぐ前が風呂場になっています。露天風呂から海が見えるのは、否が応でも承知していましたが、驚いたのは脱衣所から風呂の方を向くとすでに浴槽越しに雄大な日本海が広がっていたことです。当然内湯でも立ち上がればすぐ目の前の海を眺められ、庭先に造られたような露天風呂も浴槽の縁に腰掛けていれば本当に間近に海を眺められます。少しばかり積まれたブロックと生垣を取り払ってくれれば、入浴しながらも絶景を味わえるのですが・・・。
私は全く気になりませんが、唯一クレームがつきそうなのが、その見晴らしの良さゆえに、こっちも道路から丸見えということくらいでしょうか。
硫黄分の含まれたラジウム泉は、玉川温泉にも匹敵するほどのラジウム含有量だとか。内湯の注水口にはコップも置かれ、飲むとえも言えぬ美味しさで、飲泉してこれほど「美味しい!」と思ったのは初めてといってもいいくらいです。もっと近場にあれば毎週通いたくなる温泉です。1人が参考にしています