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投稿日:2012年4月20日
日景音泉 (白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉)
paw_pawさん [入浴日: 2012年4月20日 / 2時間以内]
55.0点
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秋田県大館市にある温泉旅館です。青森県との県境に位置し、ご近所には古遠部、湯の沢、矢立温泉などが肩を並べます。国道7号線から脇道に入った文字通りの一軒宿です。歴史の年輪と温もりを感じさせる外観は山里の素朴な温泉宿そのもの。
駐車場で車から降りると、日景温泉猫の茶々丸君を発見。どうやらパトロール中のようで、マーキングしながらあたりを巡回していました。茶々丸君は猫雑誌や旅行雑誌、TVの温泉番組などでも紹介された経歴を持ち、日景温泉のマスコット的な存在で知られています。事前調査で会えるのを楽しみにしていたので幸先の良さを感じながら館内へ。
内部もウッディーでシックな雰囲気。薪ストーブやキャットタワーなども置かれていました。ご主人らしき方にご対応いただき、早速浴室へ向かいます。お風呂は湯治部と旅館部に分かれていますが、勧められたのは旅館部のお風呂。男女別の内湯各一と混浴露天というラインナップです。
まずは内湯から。総ヒバ造りの浴室は、湯治宿にピッタリの雰囲気で素晴しいの一言。6-7人サイズのメイン浴槽に2人サイズの寝湯浴槽が浴室中央に配置され、白濁した含硫黄塩化物泉が掛け流されていました。体感41度強の湯は湯の沢温泉よりも癖のない上品さを感じさせますが、充分濃厚な湯で、玉子臭もムンムン香っています。軽い被膜感がありながらサラスベした肌当たりで、頗る良好な浴感です。源泉を口に含むと塩味&苦味を感知し、いかにも効きそうな湯でした。
続いて露天へ。内湯から直接移動できます。7-8人サイズの岩風呂で内湯よりも濃い目の白濁。体感37度の温湯でした。旅館部の湯は熱交換による加温が施されているとのことですが、露天はどうしても湯温が低くなってしまうようです。晩秋の訪問でしたが、入浴にはギリギリの湯温でした。半月遅かったら浸かれなかったかもしれません。
おそらく後から付け足したと思われる造りで、開放感は控え目。景色も楽しめませんが、それでも男女5-6人の入浴客が鉄道の話題で盛り上がっています。鉄ちゃん、鉄女のほのぼのとした鉄道談義に耳を傾けていると、ついつい長湯になってしまいました。
帰りしなにロビーへ立ち寄ると、茶々丸君がパトロールから帰還し、ゴロゴロとリラックスモード全開になっていました。黒ネコの「くう」ちゃんも発見。くうちゃんは用心深げで、近づいてきませんでしたが、素敵なロビーでお客さんに交じって寛いでおり、ほほえましい限り。温泉だけでなく猫にも癒される温泉宿です。
今回は旅館部のお風呂を楽しませていただきましたが、湯治部のほうに入浴しても良いそうなので次回は湯治部の生源泉掛け流し小浴槽にもチャレンジしてみたいです。
立ち寄り:8-20時 400円16人が参考にしています
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