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投稿日:2011年11月24日
こちらも大満足!感謝。 (薬師湯)
ツーリング for 湯~さん [入浴日: 2010年3月15日 / 2時間以内]
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「温泉津温泉 元湯」で感動の泉質を楽しんだ私たちは、斜め向かい側にある、「薬師湯」へと向かった。
こちらは、1872年の浜田地震で湯柱をあげた源泉を利用する共同湯で
その由来から「震湯」と呼ばれている。
「元湯」の源泉とは、数十メートルしか離れていないが、泉質も湯温も異なるので、
「せっかくの機会だから両方楽しんだら?」と元湯の番台のおばさんにも勧められた。
こちらの建物は、「元湯」に比べて新しい。現在の薬師湯の建物の左手に旧館があり、
それが元の薬師湯の建物で、大正初期に建てられた木造洋館。
そのレトロな味わい深い建物は、温泉街の中でも存在感があり、
建築学的にも貴重な建物と言われ、
温泉津に現存する温泉施設としては最古だという。
現在、その洋館の右半分が「ギャラリー」、左半分が「カフェ・内蔵丞」となっているが、
「ギャラリー」部分が元は女湯、「カフェ」部分が男更衣室だったらしい。
また、屋根から突き出した「湯気だし塔」やステンドグラス、
軒下のアーチの細工などが大正ロマンの風情が溢れる。
そして、こちらのお湯は、2005年に財団法人日本温泉協会による新基準での審査の結果、
全項目最高評価の「オール5」を取得して、天然温泉として認定された。
中国・四国地域では薬師湯だけで、全国に、他には12箇所しかない名誉ある認定だとあちこちに掲示物で
アピールされている。
中に入ってみると、リフォームされたのか外観よりさらにきれいで新しい。
ここが「震湯」だからであろう「なまず」の口から新鮮なお湯が注がれている。
「元湯」同様、こちらも温泉成分の堆積が大量に見られ、それを見ているだけでも、「効きそう」。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(等張性中性高温泉)。
源泉温度が45.8℃。浴槽内は42~43℃とちょうどいい温度。
感触はその温度だけでなく、元湯のものより優しい感じがする。
「でも何だろう?この気持ちよさは!」とこの温泉津に来るまで
ほとんど経験したことのないような類の気持ちよさにうっとり。
「元湯」「薬師湯」両方に入ったのは、大正解!
ふたつとも甲乙つけがたい大満足の素晴らしい泉質の温泉である。
湯温が低い分こちらの方がのんびりできるできるが、
源泉主が個人であるためか、きれいな内装の壁にも
あちこちに泉質アピールの掲示物。
そして2階にある「プラチナダイヤモンドフォトンのドーム」という
無知な私には怪しげに見えるものや、健康や美容に役立つという各種器具や情報の掲示物に
「商売気」を感じるのが唯一のマイナス要因であった。
(実際にはそれらのものが温泉療法との相乗効果でたくさんの人たちの健康回復や維持に
役立っているのかもしれないが。。。)
また全国にわずかしかない「オール5」という評価に関してもネットであちこち調べてみた。
確かにその事実は確認できたものの、他に「オール5」と評価されたところは?と
調べてみるもののその一覧などを見つけることができず、私の中ではやや消化不良気味。
一方「元湯」では、一切そういった「商売気」を感じるものがない。
置いてある温泉案内のパンフ(モノクロのコピー用紙)も
元湯では「資料」、薬師湯では「宣伝」と思えるものであった。
でも、そんなことはどうでもいい些細なこと。
この温泉の素晴らしさには、感動!!10人が参考にしています
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