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男女別の更衣室は一応あるが、ここは混浴である。水着の着用はOK。すでにカップルが入っていたが女の子は水着は着ていないようだ。
相方も一応水着は持ってきていたのだが、その子が着ていないので、「まっ、いいか」と湯煙にまぎれて裸で入ってた。大自然の中でこのシチュエーションでは水着を着る方が余計に変かもと二人で湯に浸かりながら話した。
すぐ後に来たカップルも先行者がすでに裸で入っているので、やっぱり裸で入ってきた。やっぱりその方が自然なのかな。
湯船は岩で囲われていて、20畳はあろうかと思う広さだ。湯が惜しげもなく岩から川に流れ落ちている。
露天風呂にありがちな塀、囲い、屋根、目隠しの類は一切なく、開放感が溢れている。そのぶん20m程対岸の道路からは丸見え状態だった。たまに観光バスが徐行して車窓観光していくのが可笑しい。手を振ると一斉に振り替えしてきた。
底には細かい砂利が敷き詰められていて感触が良かった。湯温は適温で角の方はやや低いように感じた。
泉質は透明で単純泉のようだ。口に含んでみたがなんとなく海洋深層水のような味だった。
渓流の流れを耳にしながら入る温泉は格別でとても気持ちがよい。いつまでも入っていられる気がした。
遠く稜線にゆっくりロープウェイの登っていくのが見える。のんびり穏やかな時間を過ごせた。雪のちらつく時に入れなかったのが心残りだった。
ここはありがたいことに地元の方の努力によって運営されている。よって入湯料は決まっていず寸志である。箱があるので、そこに入れる仕組みだ。いくらにするか迷ったが、小銭入れにあるだけ入れることにした。六百何十何円入れたと思う。
汚さないようにマナー良く利用したいものだと心から思える、よい露天風呂だった。1人が参考にしています