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三階の浴場は、大浴場と露天風呂がある。
大浴場は、脱衣場から戸を開けると下に大きな浴槽がみえる。大旅館によくあるパターンだが、壮観だ。乳白色に白濁した浴槽が目に入り、階段を降りて行って入るパターンとなっている。
硫黄泉だが、泉質は正直、やや物足りない。浴槽は広いが、真ん中の柱に注ぎ口があるものの、そこからお湯がふんだんに流れ込むわけではなく、たまたまかもしれないが、ほんのちょろちょろ。
露天風呂は写真にある通りだったが、思ったより小さい。なお、女湯はもっと広いそうだ。
入った夜が嵐で雨もかなり降っていたので、貸切り状態。東屋の下で、入浴兼雨宿り。灯火の下、強風で遠くの(露天風呂は岩風呂で植栽はない)木々が大きくざわめく荒天だったが、吹き付ける風で湯気が流され、水面にわずかにさざ波が立ち、まるで、どこかの湖の水面を滑る遊覧船のごとくであった。得難い体験であった。こちらもちょろちょろ流れ込む程度だが、大浴場よりは勢いがあった。
男女が横に並んでいて、大差ないのかどうか、入れ替え制とはなっていない。
施設は悪くはないが、とびっきりでもなく、こんなものかなという感じ。2人が参考にしています