-
投稿日:2012年7月6日
関西屈指の個性豊かな湯 (クア武庫川(むこがわ))
湯巡り三昧さん [入浴日: 2012年7月6日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
4年ぶりの再訪です。
ここの温泉は個性が強いです。関西で個性の強い湯というと、ホテル浦島(和歌山)・花山温泉(和歌山)・山鳩湯(奈良)などが思い浮かびます。クア武庫川も花山や山鳩と同じく温泉の析出物で浴槽や床がコーティングされています。しかも匂いについては花山や山鳩を遥かに凌駕する個性あふれる強い匂いがあり、温泉の個性という点では浦島は別格として、花山や山鳩を越える湯と言えるのではないかと感じました。
その匂いは、露天に出るとすぐに臭素臭が感じられます。臭素臭は隣の大阪府の温泉ではよくある匂いなのですが、ここまで強い臭素臭は珍しい。
源泉湯口は二つありまして、上から湯を流している源泉湯口では臭素臭が強くて、他の匂いはよくわかりませんが、浴槽内から源泉を入れている湯口付近では炭酸による発泡があり、炭酸臭が感じられます。また浴槽内の湯からは金気臭も感じられます。
ただし、炭酸を含むといっても高温の湯では炭酸はすぐに抜けてしまうので泡付きはありません。
二つの湯口からは充分な量の源泉が供給されており、浴槽からザバザバと温泉があふれています。とても良い湯の使い方です。
湯の色は黄土色の濁り湯です。有馬の湯ほど濃くはありません。透明度15cm程度です。鉄イオンが15.2mgも含まれるわりに湯の色が薄いのは湯が新鮮な証拠です。
味覚は海水に近いほどの強い塩味と少しの苦味があります。
湯の肌ざわりについては初め特徴なしと感じたが、しばらく浸かっているとほんの少しですがツルツル感がでてきました。
これほど良い温泉に410円で入れるのは本当にありがたい事です。
ナトリウム-塩化物強塩高温泉(成分総計28.6g/kg、pH6.54、58.2℃、0.3マッヘ)4人が参考にしています
-