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投稿日:2004年11月30日
源泉と浴槽の湯との差異が残念 (大箇温泉 宮泉の湯(閉館しました))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
33.0点
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西宮市内には温泉銭湯が増えた。私が市民だった頃は温泉などなかったのに、隔世の感がある。
当温泉は浜田温泉近くの住宅街にあり、近代的な建造物、ロビーには大きなベンチがあり、パソコンまで置いてある。インターネットに接続可能なので、ここからクチコミしようかと思ったほど。
さて、ここには天然温泉(単純泉)が、内湯の浅いローリングバスと、露天の岩風呂に注がれている。若干黄色がかって見えるものの、浴槽の湯は無味・無臭。内湯は完全に循環湯だ。
露天風呂は7、8人は入浴可能な規模のもので、奥の岩場から豊富に湯が注がれオーバーフロー、流れ出た湯は浴槽外の排水口に流れるシステムであり、湯の流路は黒く変色している。
一見源泉かけ流しと見えるが、残念ながら、浴槽内の湯と岩場から豪快に注がれる湯は同質のものであることが、湯をなめて匂いをかいでみればわかる。源泉は、竹筒から少量に浴槽に注がれるのみ。少量に注がれる湯が源泉と表記されていることから、豪快に注がれる湯が循環湯と演繹されてしまう哀しさ、事実、香りにおいて、双方はかなり違いがある。浴槽内の湯には、源泉にある金気臭など存在しない。
つまり、露天の湯も、好意的に解釈して、せいぜい半循環と目される。
毎分650リットルほどの湧出量を誇るのであれば、かけ流し流しを採用できないのだろうか。入場者が多く衛生面の配慮が必要であり、かつ下水料金面や温泉資源の有効利用も考慮に入れれば、循環方式はやむを得ないのかとも思うし、温泉掘削の苦労を思うと敬意に値するのだが、尼崎の戎湯や堺のトキワ温泉などは源泉かけ流しを採用していることを考慮すると、残念な気がする。0人が参考にしています
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