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車が戦場ガ原に差しかかると、雪一面の平野が広がり、素晴らしい景色に心が洗われるような気がした。そのままの気分で、日光アストリアホテルに着いた。
ロビーに入ると、微かな硫黄の香りがした。館内は楽しげなBGMが流れている。
まず、充分な広さの内湯へ。シャワー、掛け湯はするものの、嬉しくて浴槽に一気に体を沈めた。内湯はにごり湯だったが、露天は今日は透明感があり、湯の花がたくさんあった。今まで見たことのある細いものとは違って、かなり大きいのである。持ってかえりたいと一瞬思ってしまった(笑) 手にとって、この不思議な物質の感触を楽しんでいた。-2℃の気温の中、顔にパラパラと粉雪が降り注ぎ、冷たく気持ちがいい。この大自然の中の露天風呂に囲いがないと、鹿たちがびっくりしちゃいそう・・・それとも、入りに来るかな?
露天の上には、テン(白くてふわふわの動物)が実を食べていたというズミの木があった。雪の中の湯浴みは、最高に楽しかった。昨日などは、積雪が心配で、いろは坂も大丈夫かなぁと思っていたけれど、来てよかった***雪景色の中のドライブは、楽しい。自宅の近くでは、少し雪が降っただけでも、車に乗らない私なのに。
湯上りの肌は、すべすべ・・・☆
今度来る時は、入浴+食事のプランにしようと思った。案内図等を見ると・・・メルヘンというか、何だか夢があって素敵。露天風呂の名は「森の精」だし、「白いピアノ」という名のクラブ等・・・
入浴後、ロビーの椅子にもたれて、白一色の庭を眺めているのはとても幸せな時間だった。入浴券を見ると、宿泊優待券になっていた。いいなぁ、いつか泊まってみたいなぁと思った。別世界のロケーション、建物も好きだし、温泉も素晴らしく、心がピュアになれる場所だなぁと思った。1人が参考にしています