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- 八丁の湯の口コミ 八丁の湯探訪記
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7月5日、奥鬼怒の加仁湯さんに立ち寄りしたついでに、こちらの「八丁の湯」にもはしごしました。ところがどっこい・・・予想を遥かにくつがえす、それはそれはいいお湯でありました。たまたま温泉でいっしょになった50代の御夫婦、それから僕同様に女夫渕の無料駐車場から延々と歩いてやってきた5人の40代後半とおぼしき会社員集団、それらの全員が口を酸っぱくして賞賛してたんですから、まず間違いありません。
本当にいいお湯です。お隣の濁り湯の加仁湯とちがって、こちらの八丁の湯は無色透明なんですが、硫黄のかほりをいくらか漂わせた露天のお湯に浮かんだ、湯の花の量の多いこと! それは、もう絶句モンでした。源泉の注ぎ口から露天の風呂内へ、ドバドバと掛け流されるお湯---そのなかで驚くべき量の湯の花がくるくると舞っています。湯自体はちょうどいい適温で、肌を芯からあっためてくれる感じ---に肩までつかりながら、ほんの鼻先で見事な滝の景観を見てますと・・・もう、これは、人間、言葉なんか忘れちゃいますね。
たまたまお湯で知りあった僕等、男7人、すっかりはしゃいじゃって、
「あ。あっちの崖の高いとこになんかある。あれ、風呂じゃないか(これ、有名井な滝見の湯のことです)」
「おお。いってみよう」
で、でかけていった面子がその崖の湯舟から手に手をふって、
「おーい! いい湯だぞー」
こっちもそれに大きく手をふりかえして、
「おーい! そらいいなあ」
文字にすると馬鹿みたいだけど、そんなシチエーションがなんとも良かったんだあ。雨さへ降ってなけりゃ、更によかっただろうとも思いますが、(7月5日は、実はかなりの雨だったのです)それでも思う存分極上の湯を堪能することができて、とてもハッピーな午後でした。
ホンット、いいお湯---お隣の加仁湯よりいいんじゃないか、と思えるくらいのお湯でしたよ。
帰り際、宿の玄関のとこで寝ていた巨大なワンコ「チビ」---この命名はなかなかのアメリカン・センスですねえ。宿のひとに聞いたら、恥ずかしそうにして教えてくれました---に声をかけたんですが、眠そうで反応してくれなかったのが唯一の残念、かな?
でも、湯上りには雨、もっと強くなっていて、帰りの山道が半分川みたいになってましたよ・・・。2人が参考にしています