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女夫渕温泉の無料駐車場に車を止めて、徒歩で往復した。遊歩道を小一時間ほど歩くと加仁湯に着く。きついのは最初の5分位で、後は真に遊歩道である。ただし、天候さえ良ければだが・・・。八丁の湯を過ぎると5分位で到着する。
受付で入浴料を支払うと、「お湯はあっちです。」と宿の奥を示してくれた。が、その奥がずいぶん長い。右往左往して第三露天風呂にたどり着いた。先客は一人。湯温は39度以下と思われる。ゆっくり湯浴みが出来ると言っても、さすがにちょっと温い。ここには、あちこちに湯船があるため、先を急がねばならない。次は、ロマンの湯に・・・。ここには、一人乃至二人サイズの湯船が五つあるが、ほとんどがかなり熱い。それぞれ泉質が違うのは分かるが、それを味わう余裕は無い・・・、ここは混浴なのだ。何時カップルや女性が来るか判らないのだから。先を急ごう。次は第二露天風呂だ。あれ、川っぺりの少し高いところに、岩をくり抜いた湯船がある。三人サイズの大きさだ。透明だが少し硫黄の匂いのするお湯が溢れている。湯温は40度位か。ここは客室から丸見えだが、気持ちが良い。ここも混浴だ。さて次の混浴に向かおう。第二露天風呂という!・・・ん? その湯船は、客室からはブラインドになっている。泉質は第三露天風呂と同じか。湯船の中央付近の底から源泉が出ていて、その辺だけが熱い。言い忘れたが、第三露天風呂も、もちろん混浴である。
しかし、なぜこんなに混浴風呂が多いのか。そんなに若いカップルが多いわけではあるまい。それとも中高年の客も、混浴を喜んでいるとでも思っているのだろうか。
はっきり言って湯船の造りや湯使いにセンスが無さ過ぎる。湯温の管理が悪い。秘湯と言っても、センスの良いところはいくらでもあるだ。
帰路、遊歩道を歩いていると、山側の藪の中から親子の猿がこちらを見ていた。どちらも痩せていた。これから冬だというのに。5人が参考にしています