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今月、7月5日、平日の雨の日に、奥鬼怒の加仁湯までいってまいりました。クルマでいける女夫渕の駐車場までの道のりだけでも結構秘境って感じなのに、そこからさきの、歩きでしかいけない10キロばかりの山道は、これは、もう完璧な登山路でしたね。さすがは関東に残された最後の秘郷といわれる奥鬼怒です。時々行き交うひとたちが皆完全に登山ルックなもので、ビニール傘にTシャツという軽装できてしまった僕は、ちょっと焦っちゃいました。ま、慎重に、最後まで歩きましたけど、道のりは、やっぱ長かったですね。雨でいくらか割り引かれていたんでしょうが、景色は美しかったです。道のりの最初の奥鬼怒スーパー林道は、これは完全な急な山道---枝に掴まったりしながら歩きます。それから下手に鬼怒川の絶景が広がる、絹姫歩道橋---ほかにも二つ岩、ゴザ池の滝、等々・・・人里を離れた奥鬼怒の山のなか、ブナと白樺の木々の小道を、川の瀬音と自分の足音だけを聞きながら黙々とひたすら歩きます。ウグイスがなんともいえないいい声で鳴いてます。
・・・ザッザッザッ・・・
この調子でいつまで歩くのかなあ、と不安になったころ、ようやく八丁の湯のログハウスが見えてきて、それが、嬉しかったなあ。
加仁湯は、八丁の湯を10分くらい奥へ歩いたところにありました。クチコミではよくない評判も書きつけられていましたが、スタッフさん、親切でしたよ。登山疲れの空腹時に頂いた山菜蕎麦が美味しかった。
お風呂はいわずもがな・・・第三露天がとてもよかった。
新鮮な硫黄お香りと山々の景観が・・・も~ なんともたまりません。硫黄の香りはかなり強いのですが、お湯は実に柔らかい泉質です。雨足がも構強かったのですが、ぜんぜん気にならない、それどころかかなり長湯しちゃいました。
ロマンのお湯という、ちッちゃな湯舟のお風呂もなかなかよかった。ほかにも源泉のちがう違う味わいの内湯、スリッパを履いていく第二露天なんかも味わい深い。
奥鬼怒の加仁湯。もう、素晴らしかった。無条件に、ここはお勧めです。
帰りは同じ道を歩いて帰りました。雨がかなり強くて、道が半分川みたいになってましたよ---。2人が参考にしています