-
投稿日:2023年12月5日
那須湯本温泉の穴場的な源泉かけ流し湯処… (那須温泉 あさか荘)
きくりんさん [入浴日: 2022年10月1日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
33.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
那須湯本温泉の穴場的な源泉かけ流し湯処
那須湯本温泉街のメインストリートである那須街道(県道17号線)沿いに佇む、素泊り専門の小さな温泉民宿。以前は「千歳屋旅館」という宿でしたが、経営者が代わり2020年4月にリニューアルオープンしています。土曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、玄関を入って右側のフロントで。廊下を奥へと真っ直ぐ進んだ突き当りに、階下に通じる急な階段。それを下りると男女別の大浴場があり、男湯は左側です。
棚にプラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーなし(ドライヤーは「電気料金高騰のため200円」と掲示)。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に4人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑白に濁った単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 鹿の湯・行人の湯 混合泉]が、源泉かけ流しにされています。泉温53.7℃を加水・加温せず、この日は何故かぬるめの40℃位で供給。玄関脇に置かれた看板の記載通りの湯温です。PH2.4ながら、肌がややスベスベする浴感。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして酸っぱいレモン味。小さな白い湯の花がたくさん舞っています。
露天風呂はありませんが、横の窓を開けると共同浴場「河原の湯」が見える景色。湯が流れ落ちる音に癒されつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
ちなみに、外壁には鹿の湯源泉と書かれていますが、館内には分析書等の掲示はなし。近くの鹿の湯分湯場には、ここから近隣の宿への分配状況が記されており、宿名がまだ千歳屋旅館のままになっていました。
主な成分: 水素イオン4.0mg、ナトリウムイオン29.9mg、カルシウムイオン56.2mg、マグネシウムイオン25.6mg、アルミニウムイオン21.4mg、マンガンイオン1.5mg、第一鉄イオン4.6mg、亜鉛イオン0.1mg、フッ素イオン0.5mg、塩素イオン69.1mg、硫酸水素イオン66.2mg、硫酸イオン493.7mg、リン酸ニ水素イオン0.1mg、硫酸0.7mg、メタケイ酸186.9mg、メタホウ酸8.4mg、遊離硫化水素88.5mg、成分総計1.064g
※なお、上記の成分は同じ鹿の湯分湯場から配湯される、他の宿に掲示されていた分析書(2018年のもの)から引用しています。19人が参考にしています