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投稿日:2022年10月5日
小さいながらも多彩な浴槽で白濁湯を満喫… (旅館 山快)
きくりんさん [入浴日: 2021年10月26日 / 2時間以内]
55.0点
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小さいながらも多彩な浴槽で白濁湯を満喫
那須湯本温泉街のメインストリートである那須街道(県道17号線)からちょっとだけ坂を上ったところに佇む、昭和17年(1942年)に開業した鉄筋3階建ての温泉旅館。「とちぎにごり湯の会」会員の宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
受付は、玄関を入って正面のフロントで。通常入浴料は600円ですが、この日は「おもて那須手形」提示で100円引きで入浴。フロントの横に男女別の大浴場があり、男湯は手前の「千慈の湯」です(ちなみに、女湯は奥の「若鹿の湯」)。
棚にカラフルなプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
反対側にかぶり湯槽があり、柄杓で汲んだ湯を頭に何十回も掛けることで、入浴による脳貧血や血圧上昇を防ぐ効果が期待できるのだとか。以前、「鹿の湯」ではやりましたが、今回はやらず。ここだけ湯口があるので、口に含むと硫化水素臭がして酸っぱくエグ味もある味がします。
奥の窓際に6人サイズの石造り内湯があり、緑白色に濁った単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 鹿の湯・行人の湯混合泉]が源泉かけ流しにされています。泉温57.2℃を加水・加温せず、43℃位で供給。循環・消毒なし。PH2.6ながら、肌がスベスベする浴感です。温泉成分で浴槽の縁が白くコーティングされています。
続いて、手前の1人サイズの打たせ湯槽へ。湯量はそれほど多くなく、優しい刺激で長く浴びれます。ここだけ加水ありで、湯温は41℃位です。
そして、さらに手前の2人分の寝湯へ。こちらも、湯温は41℃位。硫黄の香りに包まれ、幸せな気分。たまたま時間帯が良かったのか、ずっと貸切状態でまったりできました。
露天風呂はありませんが、泊まると浴室は男女入替になったり、家族風呂も無料で入れるとのこと。次回は宿泊して、どっぷり濁り湯にハマってみたいものです。
主な成分: 水素イオン2.5mg、ナトリウムイオン28.5mg、カルシウムイオン66.8mg、マグネシウムイオン22.1mg、マンガンイオン1.2mg、第一鉄イオン0.7mg、アルミニウムイオン7.6mg、フッ素イオン0.9mg、塩素イオン76.0mg、硫酸水素イオン31.3mg、硫酸イオン370.1mg、硫酸0.2mg、メタケイ酸225.5mg、メタホウ酸3.3mg、遊離硫化水素56.3mg、成分総計0.899g
※なお、平成21年の分析書だったので間もなく更新かも知れません。23人が参考にしています
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