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投稿日:2015年11月3日
湯あたりしない硫黄泉 (老松温泉 喜楽旅館(閉館しました))
baka123456さん [入浴日: 2015年11月3日 / 2時間以内]
55.0点
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廃墟ファンの間ではつとに有名な施設。
以前、目の前まで行きましたが、その時は女房連れで、女房はこの廃墟を見るだけでも不快そうだったので、建物だけ観て入浴はあきらめた経緯があります。
今回、早朝に出発し訪ねました。
建物は崩壊してますが、外にまで硫黄臭がして期待に胸が膨らみます。
8時前についてしまい、外で待っていたら中で物音がしたので、玄関をノックしてみました。
すると愛想の良いおじさんが出てきて「びっくりした。税務署かと思った。」などとジョークを飛ばします。
「まだ、湯は満杯じゃないけどいいか?」というので、さっそく入らせてもらいました。
浴室は鄙びてはいるものの、建物ほど朽ちてはいません。
湯船は二つですが、湯を張ってあるのは一つだけで投入量もチョロチョロです。
透明度50センチくらいの白濁湯で、硫化水素臭は顕著です。
口コミの通り、この地域に珍しくアルカリ泉質なので、やさしい感じで長湯できます。
途中で常連さんが一人入ってきて「湯は良いんだが、親父がやる気がない。少し掃除すればいいんだが」などと愚痴を言っていました。
でも、この雰囲気は、本当の山奥の湯治場みたいで、今は無くなってしまった万座日進館の湯小屋を思い出したほどで、もう関東ではみられない古さなのではないかと感心し、1時間ほど堪能しました。
その後、宿の中を散策しましたが、部屋などは結構きれいなのですが、廊下は床が抜けそうだったりと、よほどのことがないと旅館としての再生は難しいという印象でした。
あと、これは大事なことですが、車で来た場合、宿の目の前までは行かず「老松温泉の石碑」(温泉レスラーさんの写真参照のこと)のある手前のスペースで止めてください。
でないと、バックで山道を戻らなければならず危険です。8人が参考にしています
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