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那須七湯の総本山的存在の那須湯本温泉。その硫黄泉に浸かりたく、お世話になったのが民宿新小松屋さん。私が硫黄泉にハマってしまうキッカケになったお宿です。那須湯本と言えば、なんと言っても共同湯鹿の湯ですが、その目と鼻の先に位置し同源泉(鹿の湯+行人の湯の混合源泉)を使用しているので、泉質は文句なしの一級品。場所は那須街道から温泉神社、殺生岩前、鹿の湯と進み、鹿の湯から伸びる情緒ある民宿街の細い通りに入ってすぐ。鹿の湯からなんと徒歩15秒です。
建物は横に長く2階建ての年季の入った木造。なんでも明治時代の建物で、内・外装ともに手直しを重ねながら現在に至っているようです。トイレ、冷蔵庫、炊事場は共同で利用。炊事場には20円のガスレンジもあります。決して新しくはありませんが、不快さを感じることはありませんでした。コストパフォーマンスもメチャクチャよろしい。密かに那須最強ではないかと思います。
初めて宿泊した時に案内されたお部屋は蓬莱の間。内装工事をしたばかりでとても綺麗。他の部屋は老朽化した感は否めませんが、少しずつ手直ししながら維持されているようです。
お料理は素朴で家庭的なものですが量も多くおなか一杯になります。総合的には鹿の湯と同じお湯が存分に楽しめ、しかも格安。最新設備や豪華な料理を期待する人にはお勧めできませんが、温泉重視派にはうってつけです。私と同年代のご夫婦が切り盛りされているので、なんだか応援したくなっちゃいます。みなさん宜しくです。3人が参考にしています