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那須街道から道を一つ曲がると、そこはとても静かな場所なのでした。
建物は、かなり古いと思いましたが、期待が高まります。
浴室への道のりは少し長く、トンネルのようになっていたり、階段を何段も降りたり、少し暗く雰囲気があります。天井も、手を伸ばすと届くほど低いのでした。途中に、秘密の横道のような所を見つけて曲がると、予想通り明礬泉の浴室がありました。見学だけして、硫黄泉の浴室へ向かいます。
板張りの浴室・・・使われている木材は年季が入っていて、初めて来たのに愛着を感じます。湯の花が無数に漂う白濁のお湯・・・満足感が瞬時に自分の中に広がります。
素晴らしい硫黄泉を口に少し含むと、とてもすっぱいです。私の知っているいくつかの硫黄泉の中で、鹿の湯源泉は、トラディショナルなイメージがあります。香気もちょうど良く、お湯の感触も肌にさらっとまとわり心地良いです。
隣の熱い浴槽には、澄んだお湯が生きているかのように流れ続けています。とても高温で、私は修行がまだ足りないせいか、入浴できませんでしたが・・・
幸福感に満たされながら、出口に向かいます。でも、こうなることは昨日の夜、ここへ来ようと思った時から既にわかっていたのでした。4人が参考にしています