-
JR黒磯駅から、東野バス那須湯元行で約35分。那須湯元で下車。
バス停から通り向かいの傾斜路を降りる。(写真)
遊行施設は全く無い。
坂の途中から強い硫黄の匂いがしはじめ、硫黄で川底が白くなった小川を渡る。
期待は高まる。バス停から数分とかからず鹿の湯に着く。
木の造りの浴槽や浴室は、昔ながらの湯治場という雰囲気。
作りは草津の大滝の湯のあわせ湯にとても似ているが、もっと鄙びている。
白濁した硫黄の香りの濃いお湯。草津に勝るとも劣らない。素晴らしい温泉。
平日の午前中にも関わらず、地元の方々で賑わっている。
みな、ひしゃくを傍らに持っており、
どこで借りるのだろうと思ったが、借り所は何処にもない。
どうやら自宅から持参している。
地元の方々はひしゃくに、手ぬぐいを入れてここに来ているみたいだ。
鹿の湯の男湯は、6つの温度の浴槽に別れ、それぞれ温度が違う。
熱い湯が好きな私は46℃は実に快適だったが、
一番熱い48℃は厳しかった。ここは肩までは1分と浸かることができなかった。
それでも江戸っ子の意地。涼しそうに数度浸かり、火傷しそうになった。
湯をあがった後でも温泉の匂いが体について、ずっと暖かい。
濃い温泉を実感できる。3人が参考にしています