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- 鳴子ホテルの口コミ 圧巻の大浴場
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江戸時代に「ゆさや」と並んで藩から命じられた滝ノ湯守「源蔵湯」が鳴子ホテルの前身。大ホテルなのにお湯がいいとの口コミを見て1泊しました。
リニューアルした部屋でとてもきれい。洗面所にユニークなタオル掛けがあり、温泉熱で素早く乾くようになっています。食事はバイキングでしたが、三陸のカキのフライが絶品。ご飯は宮城県産ゆきむすび。料理の種類も豊富で地元の食材も多く満足でした。
大浴場までは距離があります。元々は滝の湯側の建物だけだったのでしょう。後から作られた奥の建物に部屋があったのでエレベータでいったん5階まで降り、そこからしばし歩いて旧館のエレベータまで行き、そこから1階、2階の大浴場へ。3階には2000体ものこけしのコレクションが展示されています。鳴子、土湯、肘折、、、それぞれ顔が違って面白い。一見の価値ありです。
女湯は2階の玉の湯でした。入口に本日のお湯の色が表示されています。「白緑(びゃくろく)」乳白色に青磁色または青竹色が混じる、とありました。写真で見たとおり広々とした浴場。お湯は確かに白く濁って少し青っぽい。湯溜めから樋でお湯が流れ落ちています。湯船は木枠で区切られていますが、上部だけで下は繋がっています。木枠にどういう意味があるのかいまいちわかりませんでしたが、雰囲気はいいです。
この大浴場は循環です。ただしオーバーフローもしていて、浴槽の温度を保つために循環装置を付けているのだそうです。ドアを開けて露天へ行くと小さな湯船の「青畳石露天風呂」があります。露天と言っても景観があるわけじゃありませんが、鳴子の町中のホテルなので仕方ないでしょう。ここは源泉がそのまま流れ落ちています。お湯の色も少し透明でした。内湯のお湯もいいと思いましたが、源泉かけ流しに入るとやはり違います。硫黄臭も強く熱いけどシャキッとします。その奥に6人ぐらい入れる高野槇の大きな桶のような湯船。ボコボコとバイブラになっていてリラックスできる浴槽です。
男湯の「芭蕉の湯」は透明だったそうです。お湯の色は他にも「鶯色」「消炭色」「乳白色」などあり、不思議なお湯の変化が楽しめます。翌朝お風呂が入替えになって「芭蕉の湯」にも入りましたが、こちらの露天は広めでした。
きれいな部屋に質の高い料理。駅からも近く、滝の湯にも近い。料金も年末だったのに一人11,000円。湯量の豊富な大浴場も魅力です。ただし大浴場は2年ほど前にリニューアルされていて、リニューアル前の完全かけ流しだった頃のお湯は素晴らしかったらしく、残念ながらそこまでの満足は得られませんでした。
※写真は玉の湯5人が参考にしています