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言わずと知れた鳴子温泉の共同湯滝の湯さん。リーズナブルな料金で鳴子の温泉を満喫できる人気施設です。立地は駅から徒歩でも3分程度、ズラリと観光ホテルが並ぶ一角に建っています。すぐお隣にはうなぎ湯で有名な「ゆさや旅館」さんも鎮座しています。
ホテル街の真っ只中にありますので、入浴客は圧倒的に観光客が多いように思います。特に夕食前の4-5時ころは混雑しやすいので、のんびりと浸かりたい方は、夕食時からそれ以降がオススメです。
受付で格安の150円の入浴券を納め、いざ入湯。湯船は手前の5-6人サイズの正方形が一つ、奥に細長い打たせ湯浴槽が一つの計二つ。先日訪問した際は打たせ湯が大人気だったため、まずは手前の浴槽から。お米のとぎ汁のような白濁で天井付近の湯口から豪快に源泉が投入されています。当然のことながら掛け流しで、溢れ出しもゴージャス。鮮度抜群で湯ナマリとは無縁の湯量です。浴槽の溢れ出し付近は鉄分の影響と思われる、赤褐色の変色が見られます。単純硫黄泉ではなく、含硫黄・硫化水素型の硫酸塩泉とのこと。
体感44度の熱め、キリリと体の引き締まる浴感で、とてもサッパリとした切れのある湯です。しかも湯力というか湯勢もあり、体の心までしっかりと暖めてくれ、浴後は体がジンジンとして汗がなかなか引いてくれません。
続いて奥の打たせ湯浴槽へ。こちらは体感40度弱の温湯となっており、上から落ちてくる源泉自体温目の温度設定。打たせながらウトウトと居眠りをされている方もいらっしゃいました。私も運転で疲れた肩甲骨近辺を重点的に打たせてみると温浴効果も相まって気持ちよかったです。何気に順番待ちをされている方もいますので、状況を見ながら譲り合いの気持ちで利用したいものです。
いつも通り仕上げに熱湯でどっぷりと浸かっていると、関西から家族とお婆ちゃんを連れて観光に来たという大学生が入ってきて、熱い熱いと騒ぎ出しました。掛け湯を充分にするように勧めましたが、掛け湯からして熱いと困り顔。それでは奥の打たせ湯浴槽で体を慣らすように勧めてみると素直に応じ、暫くしてようやくメイン浴槽へカムバック。とても気さくな明るいお兄ちゃんで、他の同浴の方たちともすぐに打ち解け、関西の温泉事情なども聞かせてくれ、とても賑やかな湯浴みとなりました。中には関西弁を生で初めて聞いたと言うおじいちゃんもいて、喜んで話に混じっていました。やっぱり関西の方は華があります(笑)。
場所柄的に観光客の多い共同湯ですが、良心的な入浴料と泉質&湯使い良さは、折り紙つき。ファンも多く鳴子温泉郷では外せない一湯ではないでしょうか。
@nifty温泉スタッフさんへ
評価し忘れたため、編集から修正しようとしましたが、評価欄は修正できませんでした。そのため一旦口コミを削除して新たに投稿しようとしましたが、「1施設に行った時の感想について」は選択できず、結局評価もできませんでした。仕方がないので画像提供として投稿しておきますが、そちらで直せるのであれば修正してください。評価は5です。1人が参考にしています