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2005/12/03に入湯しました。
土曜日の午前中ということで混んでいるかなと思いましたが、午前10時ごろはガラガラ。昼近くには駐車場はかなりうまっていましたが、入浴している方はチラホラ。650円(大人/1日)という金額は温泉施設が充実している戸倉上山田では高い設定なのかもしれません。しかし、それが逆に幸いして空いているのならば、たまに来る私などは大歓迎です。
お湯は白濁の岩風呂(内風呂)と透明な露天の2種の湯が楽しめて、両方ともほのかな硫黄臭がします。サウナや寝湯などもあり、なかなか充実した風呂でした。ただ、テレビ付き露天は全面屋根付きのために開放感は?ですし、寝湯は浅すぎて体が外に出てしまうために、冬などは辛いものがあります。
露天コーナーの奥に「壺湯」と呼ばれる信楽焼の一人用浴槽(画像参照)がありますが、これが良。体をのばしてリラックスできる露天もいいですが、やや熱めの源泉を独り占めできる壺湯は、贅沢な気分を味わえます。特に、訪問日は小雪舞い散る雪模様だったために、上田の寒風に舞う白い冬の使者を眺めつつ一人露天に入る気分は、なかなか乙なものでした。
施設は清潔。フロントの対応も普通。トイレが狭いのが玉に瑕ですが、食堂も床暖房で暖かく、食事もまずまずの価格設定。全体的によくまとまった温泉だと思います。
特に芋洗い状態での入浴が嫌いな方にはお薦め。ただ、いくら無料だといっても、昼時に混み合う食堂でなにも注文せずにテーブルを独占するのは気が引けますから、食堂以外にごろ寝できる大広間かリラックスルームが欲しいところです。その部分を差し引いて★4つとしましたが、また再訪したい湯ではあります。0人が参考にしています