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投稿日:2016年11月4日
仙南は「こもれび温泉」「ミートランド湯… (黄金川温泉 白鳥荘)
すぱ太郎さん [入浴日: 2016年11月3日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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33.0点
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仙南は「こもれび温泉」「ミートランド湯々里」と、個性派のお湯が次々に枯れ、縁遠くなっていた。「黄金川温泉」はサブタイトルの“老人憩いの家”を太郎は頑なに拒んでいて、行かず嫌いなのであった。前講釈はいいから早く行けよ。神経痛でしんどいが、仙台からR4を南へひた走り70分で着いた。
料金は文章より「黄金川温泉」で画像検索した方が分りやすいでしょう。画像にはないが、町内の70歳以上は申請すれば無料券が交付される。町外は※1回350円のところ175円で入浴した。マル障にて御免。因に町内のマル障さん・70歳以上は100円。蔵王町社福の直営ゆえの業。こうした恩恵は有り難く享受したい。東北では他に福島・矢吹町の「ゆあり温泉」でも半額を示しているだけかな。
※1回の定義を受付に聞いてみたら、ロビーに出たらアウトとのこと。(汗を引かせ服を着るのも一仕事だし)客の体調を案じてのことなのだ。
混み具合の目安が入口のスリッパ14人。ひるまず入ってみると、浴槽前の休み場(待機スペース)を広く取っているが、トド一匹いない(町長名で『絶対に寝るな』と書いてある)。皆さんそれぞれ「洗い組」「浸かり組」「休み組」と秩序よく分かれている。さりげない思い遣りと慎みが調和し、混んでいる感じはしない。
ビジターなので、湯口から遠い端っこから入ってみると、熱くもなく5分位はいけそうだ。色と味は石巻「ふたごの湯」だが、粉っぽくなく、高温泉の金気臭が独特だ。塩みも思ったほど辛くない。仙台「竜泉寺の湯」からカルシウム(苦み)を抜いたような感じだ。などと評しているうち3〜4分ぐらいで、ウルトラマンのピコンピコンのように心拍が上がってきた。あなどれない。「休み組」に入り心拍は落ち着いたが、10分経っても汗が引かない。「入浴は3分以内」という脅し文句こそ無いが、この濁った湯の中には百目鬼を凌ぐ魑魅魍魎が棲んでいる。2度目は慣れたふりして湯口に近付いてみると43℃位だろうか、3分も厳しい熱さだ。そして、熱くしている理由も読めてきた。これが快適な湯温だったら、大変なことになる。
浴場は益々混み始め、スリッパを数える人が26人! と叫んでいる。太郎も3度目の汗が引き、4度目はやめて掛け湯でフィニッシュ。そろそろ御暇しよう。
マイルド温泉県みやぎにも、凄い湯があったものだ。お湯に浸かっていた時間は延べ10分に満たないが、その日中口腔・鼻腔内はあの金気温泉臭が余韻を残して引きずる。肌とインナーとの間の空気もまた金気温泉臭で、あ♡幸せ。6人が参考にしています
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