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楽しかった旅もそろそろ終わりに近づき、大好きな青森からだんだん地元の神奈川方面に南下してしたイーダちゃんは、いささかメロウになってまいりました。
「はあ、帰りたくないなあ・・・」
家は罪悪だって作家の坂口安吾は常々いってましたね。帰ると必ずひとは気が滅入る。滅入らないためには、帰らなければいいのだ。うーむ、確かに・・・しかしなあ、などとハンドルを握りつつく空転思考を続けていると、おお、いつのまにか、ここ、有名な宮城蔵王の遠刈田温泉じゃないですか。
蔵王から東北道を目指しているうちに、偶然そうなっていたのです。07' 6月12日火曜の午前8:30---天気は良すぎて、ほとんど灼熱・・・アスファルトの焦げる音がいまにも聞こえてきそうな超夏日(^^;
これは、朝湯していけって啓示だな、きっと、と思い、駐車場にクルマをとめ、朝湯できそうなお湯を探していて出会ったお湯がこちら「壽の湯」でした。
8:50にいったのですが、番台にどなたもいらっしゃらない。
「すいませ~ん。すいませ~ん」
くりかえしていると、女湯に入っていこうとするおばあさんが、
「ああ、いいのよ、お兄さん、帰りに払っていけば」
お言葉に甘えてそうすると、う~む、一番乗りじゃないですか。しかも、鉄泉系の茶褐色のこちらのあちちの湯、むちゃ名湯でございます。湯小屋の造りも情緒満点の総木造りのもの。朝イチだから控え目にしておこうと思っていたのですが、できないできない、もろ長湯しちゃいましたー(^~^;>で、湯あたりだ~よ。窓あけたクルマのなかにしばらく横たわっておりました。3人が参考にしています