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ここのサイトはとても素晴らしい!
情報化社会の醍醐味を十二分享受できますね。
ほんといつも毎回旅に出る時出てる時先人達の繊細かつ大胆、俺リアルな口コミを参考にさせて頂いております。
「ニフティ温泉」×「食べログ」×「道の駅」=『俺旅』
まじサンキュです。それで私も一生に一度の人生、せっかく温泉大国日本に生まれたのなら太古の結晶である神泉を堪能したいという信念の基、2年前ぐらいから温泉巡りなぞするようになりまして、稚拙ながら私もこのnifty温泉に入湯させて頂ければと思っている次第です。
それでいくつか口コミの方は貯まって折るのですが記念すべき一湯を熟考の末、この星山温泉さんでいかせて頂きます。
きっかけは連れが友達と韓国旅行に行っちまってそれも夜明けの3時・・・送ってけと。んならこのまま温泉一人旅に出てやろうとCRKを流しながら横須賀へ。
一発目は口コミを見て独りの時じゃないと無理やなと実験的マインドで星山温泉へ。三浦海岸で朝日を拝みながらジメッとした体を早く湯で禊ぎたいと開店の10分前に到着。口コミの写真と文章から近くまで行けたものの丁度塚のある所を左折する時、その先方の道を見て東南アジアのジャングルを思い出す。行けるのか・・・行ってとても後悔。新車のヴァンガードが草や樹のツタに引っ掻かれおまけに突出していた流木にサイドミラーが激突。ジメッとした体がさらにジメる。1cmたりともブレるとコスるブレコスの坂道を降りて民家の道を左折する所を行き過ぎ行き止まりになりかつUターンできるはずもなくブレコスの道をバックで戻るのかと再度ジメった時、見兼ねた民家の住人(初老)が「何したいんだ?」と駆け寄る。
温泉行きたいんすと言うとここ左折するんやと。どうやらジャングルの飢えたやぶ蚊にお互い刺されながら話しているとこのご老人星山温泉の主人のお兄さんという事が発覚。
人目を気にする必要もない股引姿で車の誘導を手伝いって頂き、なんとか民家の近くに駐車する事ができました。ホント涙が出るほど感謝の気持ちでいっぱいでした。コミュニケーションに飢えていたらしく、同じく血に飢えているやぶ蚊にやはりお互い刺されながら自分も感謝の気持ちを伝えるべく、痒さの限界まで身体で応えました。
民家からSUV車のCMに出てきそうな坂道(兄貴はこの道を車で行ってもOKと仰っていたが俺はあんまりOKじゃないと思う。でも行っていた車も再訪時確認。神戸ナンバー!)を数匹のスズメバチにビビリながら駆け足で数分、頂上の温泉にはれて到着。
前置きが大変長く申し訳ありませんでした。
設備のぼろさ、薪で焚くなどは周知という事で。
とにかく温泉、極上です。ヌんヌルル。関東でこれだけのヌルヌル度がモール泉以外のしっかりした鉱泉で味わえるのはないんじゃないでしょうか。設備を考えても、この密室でこの家庭用風呂でこの極上湯をがっつり味わえるんなら大変えーんやないかなってすごく前向きに持ってってくれる極上湯です。カラーは薄黄色って言うより琥珀色(笑)琥珀ってのが似合う泉質です。飲泉するとちょっとたまご風味の鉱泉味。
緊張のブレコス道も、数十箇所歪に膨れ上がった痒みも、スズメバチの恐怖も、じっとりジメッた汚れと共に全て洗い流し、必ず再訪するぜと独り朝っぱらから掘っ立て小屋でほくそえむ俺でした。帰りはすでに薪をブッ込み尽くしてぼろカブでどこかに行ってしまった人の良さそうなご主人にのどかさを感じ、下の兄貴に挨拶をして山梨の甲府一帯温泉旅に出ました。 最終的にはこの旅で十数か所温泉行きましたが、この星山が一番素晴らしかったです。
こういった湯に遭遇すると温泉欲が掻き立てられ、まだ見ぬお湯に恋焦がれるというものです。
ちょっと褒め過ぎでしょうか。5人が参考にしています